2013年12月02日
ましませつこさんの講演会がありました
11月10日(日)に、市立図書館のお隣の南部公民館で
ましませつこさんの講演「絵本と わらべうたと 私」が行われました。
ましませつこさんは、昭和12年鶴岡生まれの絵本作家さん。
当日は、鶴岡での幼少時代の話にはじまり、
東京でデザインのお仕事をしながら、コンクールに取り組み製作した「わらべうた」ポスターのお話を経て、
最近の絵本づくりのうら話まで、2時間ほどかけてゆったりお話くださいました。
ましまさんは、0歳から楽しめるものなど、絵本を沢山製作されてきました。
最近ですと、長谷川摂子さんと一緒に作られた「このへやあけて」や、
わらべうたシリーズの「せんべせんべやけた」等の作品があります。
特に、現代的な絵を日本の伝統的な色合いや柄で描くことで知られています。
こうしたましまさんの感覚の原点は鶴岡時代にあったようです。
こどもの頃は、ご自宅の庭が遊び場で、兄弟や飼っている動物、昆虫といっしょに一日中遊んでいたとのこと。
元気な女の子だったんですね。
それぞれが担当する花壇があり、ポピーの花を育てた事を「本当にきれいで、とてもうれしかったの」と、
少女のようにニコニコされながら、楽しそうにお話くださいました。
その庭からは、“きれい”だけではなく、“きたない”や“こわい”も学んだとのこと。
五感を育んだお庭だったようです。
東京で働いている間も、ご実家はましまさんにとってヒントの宝庫として存在。
帰省した折に、自宅にある古い道具や着物を、改めて新鮮な目でみて、
その美しさや面白さに気づいたというお話でした。
伺っていて、魅力に気づく眼力と、それをアレンジして自分のものにするセンスが、
ましまさんの創作を支えているのだと思いました。
会場には、ましまさんが絵本をつくるきっかけになった
ご実家の子供の着物や布のおもちゃなどが並びました。
どれも、昭和より古いのではと思われるものですが、
手入れされ色あせずとても美しかったです。
「古いものを大切に」とはよく言いますが、実際はなかなか難しいものです。
こうして慈しんで大切になさっている姿勢に感銘を受けました。
あと、「絵描き歌は日本特有のもの」というお話も興味深かったです。
「へのへのもへじ」や「かわいいコックさん」をはじめとする、あの絵描き歌です。
子供がひとり遊びを楽しむ、ああいった歌は世界の中では珍しいようで、
それを題材にした絵本は、海外に行かれた時に面白がられたそうです。
最後に、「三匹チュー」という指人形遊びも
当ボランティア仲間と一緒に披露していただきました。
写真はその様子です。
あっという間の2時間でした。
ましませつこさんの絵本は、市立図書館に多数ありますので、ぜひお借りになってみてください。
ましませつこさんの講演「絵本と わらべうたと 私」が行われました。
ましませつこさんは、昭和12年鶴岡生まれの絵本作家さん。
当日は、鶴岡での幼少時代の話にはじまり、
東京でデザインのお仕事をしながら、コンクールに取り組み製作した「わらべうた」ポスターのお話を経て、
最近の絵本づくりのうら話まで、2時間ほどかけてゆったりお話くださいました。
ましまさんは、0歳から楽しめるものなど、絵本を沢山製作されてきました。
最近ですと、長谷川摂子さんと一緒に作られた「このへやあけて」や、
わらべうたシリーズの「せんべせんべやけた」等の作品があります。
特に、現代的な絵を日本の伝統的な色合いや柄で描くことで知られています。
こうしたましまさんの感覚の原点は鶴岡時代にあったようです。
こどもの頃は、ご自宅の庭が遊び場で、兄弟や飼っている動物、昆虫といっしょに一日中遊んでいたとのこと。
元気な女の子だったんですね。
それぞれが担当する花壇があり、ポピーの花を育てた事を「本当にきれいで、とてもうれしかったの」と、
少女のようにニコニコされながら、楽しそうにお話くださいました。
その庭からは、“きれい”だけではなく、“きたない”や“こわい”も学んだとのこと。
五感を育んだお庭だったようです。
東京で働いている間も、ご実家はましまさんにとってヒントの宝庫として存在。
帰省した折に、自宅にある古い道具や着物を、改めて新鮮な目でみて、
その美しさや面白さに気づいたというお話でした。
伺っていて、魅力に気づく眼力と、それをアレンジして自分のものにするセンスが、
ましまさんの創作を支えているのだと思いました。
会場には、ましまさんが絵本をつくるきっかけになった
ご実家の子供の着物や布のおもちゃなどが並びました。
どれも、昭和より古いのではと思われるものですが、
手入れされ色あせずとても美しかったです。
「古いものを大切に」とはよく言いますが、実際はなかなか難しいものです。
こうして慈しんで大切になさっている姿勢に感銘を受けました。
あと、「絵描き歌は日本特有のもの」というお話も興味深かったです。
「へのへのもへじ」や「かわいいコックさん」をはじめとする、あの絵描き歌です。
子供がひとり遊びを楽しむ、ああいった歌は世界の中では珍しいようで、
それを題材にした絵本は、海外に行かれた時に面白がられたそうです。
最後に、「三匹チュー」という指人形遊びも
当ボランティア仲間と一緒に披露していただきました。
写真はその様子です。
あっという間の2時間でした。
ましませつこさんの絵本は、市立図書館に多数ありますので、ぜひお借りになってみてください。
Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 16:46│Comments(0)
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