QRコード
QRCODE
庄内・村山・新庄・置賜の情報はコチラ!

山形情報ガイド・んだ!ブログ

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 2人
プロフィール
図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」
オーナーへメッセージ

2016年01月04日

こにだブックトーク2015年11月レポート


大変遅くなりましたが、11月29日(日)の『こにだブックトーク』で話題になった本をご紹介します。今回は、聞くだけの方も含めて、7名のみなさんにご参加いただきました。

Nさん
■出版社各社のPR誌-「図書(岩波書店)」「ちくま(筑摩書房)」「波(新潮社)」「青春と読書(集英社)」「本の窓(小学館)」
情報が詰まった冊子で、各社のものを読むだけで1カ月かかるくらいです。それぞれその会社らしいタイトルがついています。このPR誌に出る事が“作家のステイタス”とのことです。
ワタシはここから一番よい本を選び、図書館にリクエストしています。

Oさん
■「ひと裁ち折り紙」山本厚生/著(萌文社)
折り紙の本ですが、ハサミで「ひと裁ち」だけするというのがミソです。元々、折り紙でハサミやノリを使うのは邪道だと思っていたのですが、一回ハサミを入れるだけなのでいいかなと考えました。ひと裁ちで劇的な変化が生じます。
子供たちの集まりで、「何ができるかな~?」とクイズ形式で実演するととても盛り上がります。
今日作ったのは・・・こちら、「さくらんぼ」です!


この作家さんは建築家だそうです。構造を考える方ならではのアイデアが詰まっています。

Aさん
■「土佐堀川-広岡浅子の生涯」古川智映子/著(潮文庫)
朝の連続ドラマ小説の主人公に関する本です。日本の女性史と江戸から明治にかけての歴史の転換期の両方がわかりやすく書かれています。
広岡浅子は、今でも残るいくつかの大企業を作り上げました。一方で、女性の解放にも力を尽くしています。病気や事件等、命の危機にも見舞われますが、乗り越えて長生きしたようです。
■「芸人と俳人」又吉直樹、堀本裕樹/著(集英社)
自由句を詠む又吉さんと正統な俳句を詠む堀本さんの対談集です。俳句の入門書としてもよいと思います。
■「イスラムの読み方」山本七平、加瀬英明/著(祥伝社)
イスラムの事がわかりやすく書かれています。この本では、「イスラムは宗教というより、憲法に近いもので、神の教えのもとの契約書のようなもの」だと説かれており、あらためて日本の感覚と大きく異なる事を思い知らされました。
昭和55年に出版された本ですが、平成17年に再度息を吹き返してきた本です。

Tさん
■「地方都市を考える-「消費社会」の先端から-」/貞包英之著 (花伝社)
山大准教授の方の社会学の本です。地方都市Y市=山形市の統計をもとにしながら、普遍的に地方都市が置かれている現状について書いています。
「地方こそ消費社会の先端」という事を、「空き家」「郊外型モール」「街づくりと観光」「高層マンション」などをテーマにしながら、語っています。現状分析に徹しており、答えが書かれていないところも、かえって抵抗なくて読めよいと思いました。
■「ナプキン・ノート」ガース・キャラハン/著(辰巳出版)
ガースは45歳のアメリカ人。彼が、一人娘のために作るお弁当をつつむナプキンに書いた一言を集めた本です。最初が泣けます。というのも、主人公は進行性のガンにかかっているのです。副題は「父から娘へ、826枚のお弁当メッセージ」。
長生きできないと知りながら、今を生きており、Facebookで動画も公開しています。

IGさん
■「門」夏目漱石/著(文春文庫)
11月に三川町で“奥泉光×いとうせいこうの文藝漫談”というイベントがあり、その課題本となったのがこの「門」です。“文藝漫談”とは、先のおふたりが、手が伸びにくい古典や隠れた名作を取り上げ、その隠れた魅力や新しい読み筋を、面白おかしく読み説くというものです。過去に東京で見たことがあり、すっかりふたりの語り口に魅了されました。
今回は奥泉先生の故郷三川町での開催。「これはいかねば」という事で、恥ずかしながら初めて夏目漱石を読みました。こんなふうに古典を手にとるきっかけが多くあるといいなと思いました。そして、「門」は、なかなかに渋い本でした。

INさん
■藤沢周平の小説「秘太刀馬の骨/文春文庫」「花のあと/文春文庫」「隠し剣孤影抄/文春文庫」
自分の父を看病していた頃、藤沢周平を読み始めました。今住む朝日町の図書館に全集があるので、1巻から読みはじめたのですが、どれひとつとっても駄作がないのです。
今日は女性が活躍している作品を取り上げました。
「秘太刀馬の骨」は馬の骨をも折る程の力を持った刀を誰が使ったのか、推理小説のように追って行く話。主人公の妻は心の病にかかっており、「子どもが亡くなったのは夫のせいだ」と思っています。この刀の履歴を追っていくうちに、妻の気持ちに変わっていき、その病が癒えていきます。実は妻は刀の名手だったのです。
「花のあと」の中では『花のあと』『雪間草』が、「隠し剣孤影抄」では『女人剣さざ波』が特にお薦めです。いずれも女性の剣の名士が登場します。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の幅広いジャンルの本が集まり、楽しかったです。
ご参加のみなさま、本当にどうもありがとうございました。
久々にお会いできたAさん、いらしてくださってうれしかったです。本というつながりがあると、こんな風に懐かしい方にも会う事ができるのですね。ブックトークを開催してよかったです!
次回の開催は未定ですが、決まりましたらブログでお知らせいたします。

同じカテゴリー(イベント開催報告)の記事画像
ブックトーク10月開催のご報告
ひさびさの開催! こにだブックトーク2016.6月
市民講座「山形で児童書の翻訳を仕事にするということ」開催しました
夏の終わりにこにだブックトーク開催しました
梅雨6月開催のこにだブックトークレポート
3月のこにだブックトークレポートです
同じカテゴリー(イベント開催報告)の記事
 ブックトーク10月開催のご報告 (2016-10-03 10:03)
 ひさびさの開催! こにだブックトーク2016.6月 (2016-06-23 16:43)
 市民講座「山形で児童書の翻訳を仕事にするということ」開催しました (2016-03-17 13:02)
 夏の終わりにこにだブックトーク開催しました (2015-09-28 21:40)
 梅雨6月開催のこにだブックトークレポート (2015-07-27 17:14)
 3月のこにだブックトークレポートです (2015-04-05 18:22)

Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 18:28│Comments(0)イベント開催報告
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。