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図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」
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2018年10月29日

11月に市民講座「異貌の西郷どん 」を開催


市民講座

異貌の西郷どん
~西郷隆盛はほんとうに<いい人>だったのか~

講師:岩井 哲氏
(編集出版工房「書肆犀」主宰)


日 時 :平成30年11月17日(土)10:30~12:00
会 場 :山形市立図書館 2階集会室   
参加費:無料  募集定員:40名


NHK大河ドラマ「西郷どん」で描かれている主人公「西郷吉之助」って、いったい誰のことなんだろう?
ドラマに描かれている人物像と、幕末史を辿ってみたときのそれとが、印象においてあまりにも乖離しているのではないか。

 偽の勅書「倒幕の密勅」をでっちあげた張本人の一人であり、尊王を標榜しながらあっさりと天皇を裏切り、その他にもさまざまな血も涙もない行為を繰り返していた人物がどうして「敬天愛人」などという思想を語りうるのか不思議でならない。
《王政復古の大号令》《薩摩藩邸焼き討ち事件から鳥羽・伏見の騒乱へ》《孝明天皇の妹・静寛院宮(和宮)との関係》《赤報隊・相楽総三らの処刑》《庄内・本間家との関係》などについて考察しながら、奥羽越諸藩の視点から西郷隆盛の実像にせまるべく、皆さんと一緒にアプローチしてみたい。(講師談)

ご参加、お待ちしております。

申込み:山形市立図書館 電話023-624-0822

主 催 :図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 16:56Comments(0)イベントのお知らせ

2018年09月18日

第12回小荷駄のみどり出版文化賞の 授賞式と受賞記念講演レポート

平成30年6月16日に第12回小荷駄のみどり出版文化賞の授賞式と受賞記念講演を行いました。

今年の授賞作は、山形在来作物案内人・食育デザイナー 鈴木淳子さんの『 伝 -DEN- 次世代の人たちに知ってほしい山形の食文化を伝えるレシピ』(私家版2017年10月発行)。

こちらは、やまがたの在来作物の料理、郷土の伝統料理、そしてお米を使ったバリエーション豊かなレシピなどをとても美味しそうに紹介し、次の世代に伝える優れた著作です。また、仲間とともに食育活動を展開され、実践として山形の食文化を維持・発展させてきた成果でもあります。その営為に敬意を表し、本賞を贈りました。

授賞式に続き、鈴木淳子さんに記念講演をしていただきました。

青森県八戸出身で結婚を機に山形に住んだ鈴木さん。PTA仲間とはじめた地産地消運動や食育活動から更に一歩進め、還暦を過ぎてから東北公益文科大学大学院に入学。
最上紅花若菜の研究に取り組み、その栄養価の高さや機能効果について、修士論文を書き上げるに至ったそうです。

今までの活動の喜びやご苦労などを、ユーモアをたっぷり交えながらお話いただきました。エネルギッシュで明るい人柄が伝わる講演で、会場では笑いが絶えませんでした。紅花の若菜が食べられると知らない方も多く、みなさん好奇心をもってお話を興味深くうかがっていたようです。

山形の在来作物は150種程あり、全国でもトップクラスとのこと。積極的に山形の農作物を食べて支えたいものです。

『伝』は山形市立図書館にありますのでぜひご覧ください。

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 15:51Comments(0)小荷駄のみどり出版文化賞

2018年09月18日

2018年2-3月の市民講座のご報告!


図書館と図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」の共催による恒例の市民講座のレポートです。


2018年2月24日(土)には、認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局の黄木優寿氏に「ドキュメンタリー映画祭と映画あそびの現場から」と題してお話しいただきました。

黄木さんは映像作家として活動する傍ら、各地で子どもたちを対象とした映像作りのワークショップを開催しておられます。
今回の講演では、その様子を映像で紹介いただくとともに、子どもたちが作った映像作品を披露していただきました。
コマ撮りの画像をパラパラ漫画の技法で映画化した作品には、映画の“魔法”を手にした子どもたちが生き生きと創造する姿が映し出されていました。



3月17日(日)には、一昨年『キャバレーに花束を~小姓町 ソシュウの物語~』を出版された渡辺大輔氏に、「キャバレーはよみがえる」と題した講演をしていただきました。

37歳の渡辺さんは、山形南高校から大阪芸術大学を経て小姓町に居酒屋「記念日」を開店するまでのご自身の来歴を、やや斜に構えて語りながら、新しいキャバレーを創ることで「夜の楽しさで東京に勝ちたい。勝負をしたい。」、「ソシュウ」の時代を“あの頃はよかった”と懐かしむのではなく、「我々が生きているこの時代を自慢できる人になりたい。そう期待して、今の人を焚き付けるためにこの本を書いた。」と熱く語ってくださいました。

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 15:49Comments(0)市民講座イベント開催報告

2018年01月27日

市民講座のお知らせ





 山形市立図書館市民講座

  「ドキュメンタリー映画祭と映像あそびの現場から」

  お話:黄 木 優 寿 (おおきまさはる) 氏 (認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー 映画祭事務局員/映像作家)

山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局の黄木優寿氏を招き、身近な映画祭と映像制作の魅力を語っていただきます。
2017年の山形国際ドキュメンタリー映画祭を振り返るとともに、学校やコミュニティーセンターで開催されている、子どもたちとの映像ワークショップについて紹介していただきます。

   日 時 :平成30年2月24 日(土)10:30~12:00

   会 場 :山形市立図書館 2階集会室   参加費:無料

   申込み:山形市立図書館 電話023-624-0822

   主 催 :図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館
  
 ※ 当日の参加も可能ですが、準備の関係上なるべく前日まで申し込みをお願いします。

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 12:58Comments(0)市民講座

2017年12月11日

薮内正幸原画展・藪内竜太氏講演会レポート


12月9日に始まった薮内正幸原画展。
オープニングに際して薮内正幸美術館館長の藪内竜太さんによる「好きこそものの上手なれ~動物画家薮内正幸」と題した講演会が開催されました。

お父さんである薮内正幸さんの子供時代から紐解き、どのように動物に魅せられ、またどのようにあのような細密で正確な動物の絵を描く力を独学で体得されたのかを、ユーモアを交えながらお話いただきました。



戦中に大阪で生まれ、モノの乏しい時代に育った薮内少年。
小さい頃から生き物が大好きで、大阪の天王寺動物園に毎日通って、日がな一日動物を観察していたそうです。そうして家に戻ると、動物たちを思い出し、それを紙に描き起こしていたようです。その場で写生するのではなく、感動とともに自分の頭の中に記憶された動物の姿を思い起こして、家でスケッチしたというわけです。ライオンを観た日は、家でライオンのように四つ足で歩いていたとか。動物に自分がなりきるほど観ることで、その動物を知ろうとしたその集中力のすごさに、まず驚かされました。

お話の中で、特に印象的だったのが、子供の頃一番はじめに買ってもらった本にまつわるエピソード。
『動物と私たち』という生き物に関する本で、小学3年生で買ってもらい、生涯の愛読書となったそうです。カラーの口絵がついた、当時としては本当に宝物のような本だったそうです。
薮内少年はこの本の著者である動物学者高島春雄先生に、動物についての疑問を手紙でいろいろと質問していたそうです。まじめな高島先生との文通を通して、ますます動物についてのめり込んでいきます。その事が、さらに哺乳類専門家である今泉吉典先生との出会いにつながり、それが高校卒業の頃には、のちの職場となる福音館編集部松居直さんとの出会いにもつながっていくのです。話を伺っていて、これほど本が人の人生に影響を与える事は滅多にないのではと思われました。

就職してからは、「動物の骨格標本を1万~2万枚描きなさい」と言われ、起きている時間のすべてを描くことに捧げた時期もあったそうです。さぞかし大変だったのではと思うところですが、後に息子である竜太さんにその頃の事を「あの頃は楽しかった」と語ったそうです。本当に打ち込んでおられたのだという事が伝わってきました。

あっという間の1時間半で、お話を聞いてすっかり薮内少年のファンになってしまいました。
講演会を聞いた事で、新たな視点で原画や絵本に向かえる気がしました。
原画展会場には小学時代や高校時代のスケッチも展示されています。「好きこそものの上手なれ」とはよく聞く言葉ではありますが、本当にその言葉にふさわしい人生を歩まれた方だったのだと思いました。

原画展は12/17までです。ぜひご覧ください。


  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 14:54Comments(0)イベント開催報告

2017年12月11日

薮内正幸原画展、はじまりました!


山形市立図書館本館の2階展示ホールで、薮内正幸原画展がはじまりました。

「冒険者たち~ガンバと十五ひきの仲間たち」の挿絵や絵本「どうぶつのおかあさん」で、
みなさんにおなじみの動物画家 薮内正幸さん。
動物の姿が生き生きと描かれた原画を、薮内正幸美術館のご厚意により展示しています。
毛の一本一本の手ざわりから、動物の血管や骨格までもうかがえるような細密な動物画の魅力的な世界をこの機会にぜひお楽しみください。


期間は17日(日)まで。入場は無料です。多くのみなさまのご来場をお待ちしています。







  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 13:26Comments(0)イベントのお知らせ

2017年10月20日

12月に薮内正幸原画展を開催します


12月9日-17日、山形市立図書館本館の2階展示ホールにて、薮内正幸原画展を開催します。

「冒険者たち~ガンバと十五ひきの仲間たち」の挿絵や絵本「どうぶつのおかあさん」で、みなさんにおなじみの動物画家・薮内正幸さん。
子どもの頃から動物好きで、独学で動物の絵を描きはじめたそうです。図鑑、絵本、児童文学の挿絵を多数手掛け、生涯を通じて動物の生きる姿を精魂こめて、細密に描きました。
今回、薮内正幸美術館のご厚意により、その原画を展示します。

副題は『子供の本といきものたち』。毛の一本一本の手ざわりまで感じさせる動物画の魅力的な世界をこの機会にぜひお楽しみください。
入場は無料です。多くのみなさまのご来場をお待ちしています。



  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 10:25Comments(0)イベントのお知らせ

2017年10月20日

薮内正幸原画展・連動企画 ①読書会


12月9日-17日の期間、山形市立図書館本館で開催される薮内正幸原画展。
毛の一本一本の手ざわりまで感じさせる動物画を、「冒険者たち~ガンバと十五ひきの仲間たち」の挿絵や絵本「どうぶつのおかあさん」などの本でご覧になっている方も多いと思います。
今回、その原画展に関連して
「野生のいきもの」をテーマに好きな本を紹介しあう読書会が開催されます。


こにだブックトーク
テーマから連想する好きな本を紹介しあう会です。
今回のテーマは「野生のいきもの」。
ジャンルは問いません。野生動物が登場する小説、生き物の生態を伝える絵本や図鑑などなど。
「野生のいきもの」から自由に連想する本をご紹介ください。
お薦め本は1冊でも2-3冊でもOKです。山形市立図書館で借りることができる本やお手持ちの中から、お薦めを教えてください!

日時:2017年11月18日(土) 午前10時00分~11時30分
場所:山形市立図書館本館・2階講座室
参加費:無料 


人数:10名前後(本の紹介者)+聞くだけ参加者
申し込み先:山形市立図書館カウンターまたは☎624-0822
      Email:konidanomidorikara@gmail.com
      →お名前と本の紹介の有無をお知らせください




◆こんな感じで会を進めています◆
最初に、参加のみなさんに軽く自己紹介をしていただきます(お名前と書きな本のジャンルや参加してみた理由など)
本の紹介はおひとり5分前後。くじ引きで決めた話す順に沿って、お薦め本を紹介していただきます(ex.本と出会った経緯、簡単な内容、いいな思った点等)。
その後、みなさんで、質問や感想等をやりとりします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前回の様子もブログで紹介しています。
左のメニューから「こにだブックトーク」を選択し、ご覧ください!

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 10:22Comments(0)イベントのお知らせ

2017年10月20日

薮内正幸原画展・連動企画 ②講演会


12月9日-17日の期間、山形市立図書館本館で開催される薮内正幸原画展。
毛の一本一本の手ざわりまで感じさせる動物画を、「冒険者たち~ガンバと十五ひきの仲間たち」の挿絵や絵本「どうぶつのおかあさん」などの本でご覧になっている方も多いと思います。
今回、その原画展に関連して講演会も開催されます。


薮内正幸美術館 館長 藪内竜太氏講演会
「好きこそものの上手なれ
         ~動物画家薮内正幸」
2017.12/9(土)10:30~12:00  
山形市立図書館本館2階集会室

入場無料/定員45名(申込み先着順)
申込み先/山形市立図書館(電話023-624-0822かカウンターまで)



正幸氏のご長男である竜太氏にご講演いただきます。父である薮内正幸氏が、なぜ動物にこだわったのか、動物画家としてどのような道を歩んだかについて、お話いただきます。絵に込めた動物への想い、作家のこころを多くのみなさんと共有したいと思います。
どうぞご参加ください。

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 10:11Comments(0)イベントのお知らせ

2017年08月30日

こにだブックトーク/テーマ「食」を開催しました


去る7月23日(日)、約半年ぶりに『こにだブックトーク』を開催しました。
今回も前回同様に、テーマを設定して好きな本を紹介しあいました。
テーマは「食」。雑談していても、食べ物の話はとかく盛り上がるものです。身近な話題なのでとっつきやすいのではと今回テーマにしました。
初参加の方も含めて、7名のみなさんにご参加いただきました。
今回紹介された本は以下になります。

IGさん
■「富士日記」武田百合子/著(中公文庫)
武田百合子は武田泰淳の妻。富士山麓に別荘があり、そこで過ごした日々の何気ないあれこれを日記としてつけたものがこの「富士日記」です。夫の死後に出版され、百合子さんがエッセイストとして活躍するきっかけになった一冊です。
食べたものや買ったもの、近くに住む人たちや、見かけた動物の事等、何気ない日常にむけられる、好奇心にあふれたユニークな目線が好きです。食べたものの書きつけが、なぜかとてもおいしそうに見えてくるのです。

■「ひと皿の小説案内」ダイナ・フリード/著(マール社)
小説に出てくる食風景を再現した写真集です。本文が引用され、ちょっとした作品解説やメニューのうんちくがあって楽しく読めます。レシピはついていませんので、ひたすら見て楽しみます。

TKさん
■「もの食う人びと」辺見庸/著(角川文庫)
世界中の困難な状況にある人達が何を食べていたのかをルポしたもので、1997-99年に共同通信で配信したものです。
旧東ドイツの刑務所、内戦の国、病気が蔓延するウガンダ、チェルノブイリ等。よくここまで取材に行き、執筆したものだと思います。
辺見庸は石巻出身。中庸を目指して「庸」というペンネームにしたようです。


INさん
■「ビニール袋で手早くできる!野菜のうまみが活きる漬物」新関さとみ/著(PHP研究所)
この本の作者新関さんは嫁いだ先の姑が漬物上手だったそうです。その塩梅に近づけようと研究し、調味料等を数値化して、誰にでもわかるレシピとして作り上げました。これがその本です。
自分でもレシピを見ながら作ってみました。まずはレシピ通りに作り、2度目からアレンジするのがわたし流。数値がはっきりしているからこそ、そのアレンジができるのです。
きゅうりの佃煮が特にお気に入りです(編集部:当日、差し入れでごちそうになりました!)。

■「市民がつくる半自給農の世界」深澤竜人/著(農林統計協会)
著者は経済学を専門とする大学の先生。その作者が自分で10アールの畑と6アールの田んぼで自然農法を実践し、その経過を記したのがこの本です。
著者がとった農法は、土を耕さないでコメ作りをする不耕起水田というやり方。周囲から「無理」と思われていたようです。経済学で等価労働を研究している学者らしく、なるべく手をかげずに、草ぼうぼうにしながら、米づくりをすすめ、最終的には3人が自給できるほどの収穫をあげます。
私自身も畑をやっており、なんとかラクにできないかと思って、この本を手にとりました。

Nさん
■「つやつや、ごはん」出久根達郎、他/著(河出書房新社)
「つやつや、ごはん」、なんともよいタイトルです。30人位の作者が書いたごはんにまつわるエッセイを集めた本なので、とっかえひっかえしながら楽しめます。
特に印象的だったのが田中小実昌さん。ニューヨークで食べたおかゆの話を書いています。実は、田中さんをニューヨークで偶然お見かけした事があります。「あの時に食べたのかなぁ」なんて思いながら読むと、とても楽しくなります。

Fさん
■「畑のおうち-クラインガルデンの12カ月」岡崎英生/著(芸文社)
著者は山形出身で、私の友人です。出版社勤務等を経て執筆活動に入り、そののち滞在型の農園体験場クライン・ガルデンを長野県の四賀村に作りました。
この本にはその畑の12カ月の様子が収められています。化学肥料を使わずに育てたられた野菜を使ったお料理も出てきます。
以前この農園を一度訪ねたことがありましたが、人工的な音が一切なくて、別世界のようだと思いました。

TDさん
■「ジャイアント・ジャム・サンド」ジョン・ヴァーノン・ロード/作(アリス館)
昔からある絵本です。大きなサンドイッチをつくる奇想天外なお話が繰り広げられます。

■「あひる」石川えりこ/作(くもん出版)
これも絵本です。
ある姉弟の家に、少し弱ったあひるが引き取られてきました。子どもたちは喜んで、元気になるようにと、川に連れて行ったりして世話をします。
次の日、学校から戻るとあひるの姿が見えません。その晩、野菜とお肉の煮物が食卓に並びます。とてもおいしかったのですが、弟はおそるおそる尋ねます。「あれ、あひるじゃないよね?」母は「あひるじゃないよ」と答えますが、姉はなんとなく察しています。
命ある生きものをいただくということを、改めて意識する絵本です。

Sさん
■「不自然な食べものはいらない」内海聡・野口勲・岡本よりたか/著(廣済堂出版)
この本の副題は「お金より命を未来に残す」。植物はその植物の植生に沿った方がおいしくなるし、自然なのだそうです。この著者は、疲れて世話を怠った地ばいのトマトが、自然になるに任せていたらおいしくなった体験からそう気づきました。
遺伝子組み換え作物や子孫を作れない野菜などの事が書かれています。なるべく自然なものを食べたいと思いますが、そういうものを買おうとしたら現代生活ではとてもお金がかかります。せめて調味料位は自然材料のものを選びたいと思っています。

■「マクロビオティック望診法 美人のレシピ」山村慎一郎/著(洋泉社)
■「活性酸素で死なないための食事学」丹波靱負/著(廣済堂出版)
カラダの不調を感じた時に手にとった本です。カラダを救うのは食べ物なのだと思いました。





ご参加のみなさま、本当にどうもありがとうございました。

実は、早くも次回こにだブックトークの開催が決まっています。
11月18日(土)午前10時~11時30分、テーマは「野生のいきもの」です。
12月に私たち山形市立図書館ボランティアが主催となって、動物画家薮内正幸原画展を行います。
その連動企画としてブックトークを行います。

詳細は別途告知しますので、もう少しお待ちくださいませ。
  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 16:29Comments(0)活動報告

2017年06月22日

こにだブックトークを開催します~テーマは「食」


テーマから連想する好きな本を紹介しあう会です。

今回のテーマは「食」。
ジャンルは問いません。おいしいそうな食べ物が出てくる小説、くいしんぼうな主人公が活躍する絵本、好きなレシピ本、農業の本などなど。「食」から自由に連想する本をご紹介ください。

お薦め本は1冊でも2-3冊でもOKです。山形市立図書館で借りることができる本やお手持ちの中から、お薦めを教えてください!

日時:2017年7月23日(日) 午前10時00分~11時30分
場所:山形市立図書館本館・2階講座室
     山形市小荷駄7-12

参加費:無料 
人数:10名前後(本の紹介者)+聞くだけ参加者
申し込み先:山形市立図書館カウンターまたは☎624-0822
      Email:konidanomidorikara@gmail.com
      →お名前と本の紹介の有無をお知らせください


◆こんな感じで会を進めています◆
最初に、参加のみなさんに軽く自己紹介をしていただきます(お名前と書きな本のジャンルや参加してみた理由など)
本の紹介はおひとり5分前後。くじ引きで決めた話す順に沿って、お薦め本を紹介していただきます(ex.本と出会った経緯、簡単な内容、いいな思った点等)。
その後、みなさんで、質問や感想等をやりとりします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前回の様子もブログで紹介しています。
左のメニューから「こにだブックトーク」を選択し、ご覧ください!


  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 14:33Comments(0)イベントのお知らせ

2017年06月22日

第11回小荷駄のみどり出版文化賞授与式と受賞記念講演のご報告


平成29年6月10日(土)に第11回小荷駄のみどり出版文化賞の授賞式と受賞記念講演(市民講座)を行いました。

今年の授賞作は、東北文教大学短期大学部准教授 加藤大鶴(かとうだいかく)氏の『南山形ことば調査報告書』(東北文教大学地域連携・ボランティアセンター 2016年3月発行)でした。

こちらは、大学のある南山形地域で語られている方言、またかつては語られていた方言について、住人への聞き取りによるフィールドワークをまとめた報告書で、地元方言の移り変わる状況を鮮やかに浮かび上がらせた貴重な資料となっています。
地元住民との協働によって学生とともに地味な調査を根気よく継続され、その成果を分かりやすくまとめられた営為に敬意を表し、わたくしたちのささやかな賞をお贈りしました。






授賞式に続き、加藤先生には「方言の継承と誕生~南山形のフィールドワーク」と題して、記念講演をしていただきました
受賞作の2015年度の調査書と2017年3月に発行した新しい調査報告書も合わせ、山形の言葉についてお話いただきました。



方言には大きく「伝統方言」と「新方言」という2つがあるそうです。「伝統方言」だけを研究していくと、方言が話されなくなってきたという「衰退」の面がフォーカスされがちですが、言葉というのは生き物であり、滅ぶものがあれば、新しく生まれるものもあります。実生活の中では、「いもてん」「ざわせん」など地域独自の新しい言葉が生み出されているとのことでした。

また、方言に対する認識やスタンスも変わってきているそうです。かつては「矯正すべきとされた/話すのが恥ずかしかった」なまりが、今では「味がある/おもしろいもの/かわいい」ものとして受け止められています。

方言の中にも、「家で話すような飾り気のない方言」だけでなく、「丁寧な方言」なるものも存在し、相手や場面によって、言葉を使い分けできることの方が、コミュニケーションを円滑にします。
調査では、「山形新幹線に乗っている時、大宮駅までは方言で話すが、そこを過ぎたら標準語に切り替える」といった面白いエピソードも聞かれたそうです。

先生が最後に強調されていたのは「伝統方言、新しい方言、標準語。この3つの自然な共存が地域社会でのコミュニケーションをいきいきしたものにする」という点でした。危機をあおるのではなく、将来への展望が感じられるお話で、言葉に対する興味がわきました。

参加のみなさんにも大変楽しいお話だったようで、あちこちで「自分はその言葉を今でも使っている」とか「使った事がない」などの発言が飛び交っていました。

加藤先生、大変興味深いお話をありがとうございました。

伝統方言を調査した「南山形ことば調査報告書」と新方言を調査した「同/調査報告書2」は、いずれも山形市立図書館にありますので、ぜひひとつひとつの言葉の残存度・活性度などをチェックしてみてください。
索引から言葉を調べることもできます。

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 12:32Comments(0)小荷駄のみどり出版文化賞

2017年04月29日

第11回小荷駄のみどり出版文化賞決定!





 第11回小荷駄のみどり出版文化賞の授賞式と受賞記念講演(市民講座)を開催します。


 今年の授賞作は、東北文教大学短期大学部准教授 加藤大鶴(かとうだいかく)氏の『南山形ことば調査報告書』(東北文教大学地域連携・ボランティアセンター 2016年3月発行)に決まりました。

 授賞式と受賞記念講演を下記の日程で開催します。
 受賞記念講演は、市立図書館と小荷駄のみどりから・・・共催の「市民講座」として、一般市民に公開されます。
 


 市民講座「方言の継承と誕生~南山形のフィールドワークから~」

 お話:加藤大鶴氏 (東北文教大学短期大学部 准教授)

 ここ数年の間、街や電車で地元の中学生や高校生の会話に耳を傾けたことがありますか?
 彼ら・彼女らの会話はほとんどが「標準語」で、地元のことばがまったくと言っていいほど使われていないことに気づきませんでしたか?
 東北文教大学短期大学部の加藤先生は、南山形コミュニティーセンターの協力を得て、学生とともに南山形地区(14集落)で方言の現状を調査。その結果を「南山形ことば集」(2012年)と「南山形ことば調査報告書」(2016年)にまとめられました。
 ばっつ、わにる、あんつぁ、やばつい、へれる、いげすかね、ぶじょうほう、はらだくさえ、などはまだ使われている方ですが、よたこ、わっくれる、むんつん、しんのまえ、こわぱすえ、まつぽえ、たでる、さんかめる、びじゃかい、はだつ、などはどうでしょう? 方言の危機が迫っているのでしょうか・・・。
 でも、滅ぶことばがあれば、新しく生まれることばもあります。
 最新のフィールワークの結果も踏まえて、山形ことばの現状と展望についてお話しいただきます。

日 時 :平成29年6月10日(土)13:00~14:30 (授賞式と記念講演)
会 場 :山形市立図書館 2階集会室   参加費:無料  募集定員:40名
申込み:山形市立図書館 電話023-624-0822
主 催 :図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館

※ 定員に満たない場合当日の参加も受付けますが、準備の関係上なるべく早く申し込みをお願いします。
  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 09:38Comments(0)市民講座

2017年03月27日

こにだブックトークレポート~大人の絵本をテーマに開催しました


2月5日に「大人が楽しめる絵本」をテーマに<こにだブックトーク>を開催しました。
参加者は11名。寒い冬の朝でしたが、にぎやかに本のおしゃべりが弾みました。
みなさん、お気に入りが沢山あったようで、複数の本をご紹介くださったのですが、ここでは主だったものを記載します。

① FKさん
「かぜのでんわ」いもとようこ/作・金の星社
2011年の震災で被害の大きかった大槌町に実在する公衆電話を題材にした物語です。
この電話では、震災で天国にいった人たちと話ができるというのです。絵本では動物たちが電話をかけにやってきます。とてもあたたかい絵で描かれていますが、やはり読んでいて涙がこみあげてきます。
今でも、この電話は実在し、話をしにやってくる方がいらっしゃるそうです。心の復興につながるとよいなと思っています。

② NRさん
いせひでこさんの絵本いろいろ「最初の質問」等
私は自分も絵を描くのですが、いでひろこさんは、日本一しっかりした絵を描く絵本作家の方だと思っています。
やさしい絵が多く、チェロや大きな木、雲を描いたものが特に素敵です。また藍色がとても美しいのです。
以前秋田で展覧会があり、原画を見ましたが、枯れたひまわりなどが味わい深く描かれていました。
阪神の大震災に関する「1000の風、1000のチェロ」やエッセイもお勧めです。
ちなみに夫は柳田邦夫さんです。

③ IYさん
「絵で読む広島の原爆」那須正幹/文・西村繁男/絵・福音館書店
22年前の本です。
戦争当時の広島の日常生活を素材に、丁寧に丹念に描かれています。作者自身も3歳で被爆しています。
目を背けるような絵はないのですが、当時の様子をしっかり描いていると思います。
取材をしながら制作したとのこと。取材先のみなさんはどなたに聞いても「死んだ人は自分と共に生きている」という事をおっしゃっていたようです。
映画「この世界の片隅に」も見ました。淡々と日常を描くことで伝わるものがあると、2つを併せ見て感じました。

④ SKさん
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治/原作・KAGAYA/画・河出書房新社
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治/原作・藤城清治/影絵・講談社 
「銀河鉄道の夜」といえば、私たち世代は松本零士さんの「スリーナイン999」が思い出されるところですが、いろんな方が題材にして作品をつくっています。
米沢出身のますむらひろしさん、影絵作家の藤城清治さん。他にKAGAYAさんというコンピューターで絵を描く方も作品にしています。
KAGAYAさんをご存知でしょうか。この方の星と景色を合わせた写真の作品は、幻想的でとても美しくお勧めです。
「銀河鉄道の夜」には、いろんな人を魅了する要素があるのだと思います。

⑤ OKさん
「ZOOM」イシュトバン・バンニャイ/作・ブッキング
見るだけで楽しめる、言葉や説明のいらない外国の絵本です。作者はハンガリーの方です。
ある少年が海でカメラを拾った所からお話は始まります。
カメラに収められた風景にどんどん入っていく=“ズームアウトしていく”様子がひたすら絵にされています。観ているとだんだん自分も一緒に別の時空をさまよっているような感じがします。
どこまでズームするのか、ぜひページをめくってみてください。


⑥ TKさん
「絶滅寸前!昭和グッズカタログ」倶楽部ひょっとこ/編纂・辰巳出版
絵のある本という意味で、昭和カタロググッズ本を持ってきました。
懐かしい商品が沢山載っていて、大人が楽しめる本です。
“引越や芋煮会で使ったリヤカー”“子供のころ、寝る前に家族分用意した湯たんぽ”“早く大人になりたいと思っていた頃あこがれた整髪料”など、昔懐かしいものをたくさん見る事ができます。

⑦ ICさん
「ブローチ」内田也哉子/文・渡邉芳重/絵・リトルモア
ここ数年で一番大切にしている絵本です。
タイトルの「ブローチ」は自分の奥にある確固たる自己を象徴したものを示しています。大人になっても自分の進む道に迷う事があります。そんな時に、「自分はこれで大丈夫なのだ」と心の深い所で自信がもてる気持ちになれる本です。トレーシングペーパーのような薄い紙に絵と詩が印刷されていて、複数の絵が透けて見えるので、美しい余韻のある印象を受けます。


⑧ FTさん
「ブラザー イーグル、シスター スカイ~酋長シアトルからのメッセージ」スーザン・ジェファーズ/絵・徳岡久生+中西敏夫/訳・JULA出版局
アメリカ独立戦争の頃、シアトルの土地を没収された部族の酋長の言葉を聞き書きした絵本です。
大変印象的だったのが酋長の「空が金で買えるか。雨や風を独り占めできるか。」という言葉。
古い本ですが、地球の温暖化などにゆれる現代の今読んでも、「人間は万物とつながりあっている」という酋長の言葉に共感できるものがあります。
日常の中でふと忘れてしまっていることを語りかけてくれる絵本です。自分と対話する、そんな時間が持てるといいなと思って今日は持ってきました。

⑨ TAさん
「悲しい本」マイケル・ローゼン/作・クェンティン ブレイク/絵・あかね書房
この本は、最愛の息子を失った男性の言葉によってつづられています。
そこには、「悲しみとか何か?」という事が描かれています。
「悲しいのに、しあわせなふりをするのは大変つらい事。悲しい時は悲しんでいいんだよ」と読む者に語りかけてくれます。また、逃げるすべを身につけることも大切な事なのだとも。
重い本ですが、大切な一冊です。
クェンティン ブレイクさんの絵もとても印象深いです。

⑩ SMさん
「鹿よ おれの兄弟よ」神沢利子/作・GDパヴリーシン/絵・福音館書店

シベリアの狩人の家族が、鹿をとって暮らすお話です。
この本を読むと、「鹿と狩人」の関係は、たんに捕って捕られてではないということがわかります。共に生きている様子が、交流する様子が描かれているからです。
世界各地の先住民のみなさんが持っている考え方をもとに書いているようで、FTさんの紹介した酋長の話にも通じる所があります。

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大人にとっての絵本とは・・・「日常とは違った時間を与えてくれるひとつのきっかけ」なのだと今回のブックトークを通じて感じました。「時間をかけて絵本の中にある物語や考えにゆっくり触れる。そんな時間が贅沢なのだ」と思います。
ご参加のみなさま、すてきな本をたくさんご紹介いただき、ありがとうございました。

また、次回もテーマを設けてブックトークをしたいと思います。




  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 10:37Comments(0)活動報告

2017年03月21日

図書館の玄関でボランティアの紹介展示がはじまりました


山形市立図書館本館の玄関に展示コーナーがあるのをご存知ですか?

入口に向かって、ちょうど真うしろにあります。


この玄関コーナーで、
山形市立図書館ボランティア
「小荷駄のみどりから・・・」の紹介展示が始まりました。



8つの活動グループが、
工夫を凝らして、展示を作りました。
ぜひご覧ください。

そして、気になる活動があれば
ぜひご参加ください!

問い合わせは、図書館のカウンターまで。
(お名前・電話番号・活動したいグループをお知らせください。ボランティアグループの担当につないでくださいます)



  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 16:25Comments(0)「小荷駄のみどりから…」ご案内

2017年01月05日

2月に絵本をテーマに“こにだブックトーク”を開催します


今回の読書会では、初の試みとしてテーマを設定しました。
テーマは「大人が楽しめる絵本」。

大人も夢中になれるような絵本が知りたいなと思いテーマにしてみました。
お気に入りの絵本を互いに紹介しながら、おしゃべりを楽しみましょう。
お薦め本は1冊でも2-3冊でもOKです。山形市立図書館で借りることができる本やお手持ちの中から、お薦めを教えてください!

日時:2017年2月5日(日) 午前10時00分~11時30分
場所:山形市立図書館本館・2階講座室
     山形市小荷駄7-12


参加費:無料 
人数:10名前後(本の紹介者)+聞くだけ参加者
申し込み先:山形市立図書館カウンターまたは☎624-0822
      Email:konidanomidorikara@gmail.com
      →お名前と本の紹介の有無をお知らせください



◆こんな感じで会を進めています◆
最初に、参加のみなさんに軽く自己紹介をしていただきます(お名前と書きな本のジャンルや参加してみた理由など)
本の紹介はおひとり5分前後。くじ引きで決めた話す順に沿って、お薦め本を紹介していただきます(ex.本と出会った経緯、簡単な内容、いいな思った点等)。
その後、みなさんで、質問や感想等をやりとりします。
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前回の様子もブログで紹介しています。
左のメニューから「こにだブックトーク」を選択し、ご覧ください!

とり
  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 13:22Comments(0)イベントのお知らせ

2016年11月02日

活動紹介の展示を行っています


11月13日まで、山形市立図書館2階の展示コーナーで
「文字のはじまり、本と図書館の歴史~文字・活字文化の日記念展~」が行われています。


一角で私たちボランティアグループ「小荷駄のみどりから・・・」の各グループの活動紹介をさせていただいています。機会がありましら、ぜひお立ち寄りください。

図書整理・企画広報


読み聞かせ/ききみみの会・くまさんの会


読み聞かせ/ひだまりの会


布絵本/えんがわ文庫


人形劇サークル/とんとん


家庭文庫/おひさま文庫


こにだブックトーク
  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 10:59Comments(0)活動報告

2016年10月31日

多賀城と仙台の図書館へ視察旅行に行ってきました!


山形市立図書館ボランティア“小荷駄のみどりから・・・”では、会員の親睦と勉強を兼ねて、1年に1度、近県や県内の公共図書館等を訪ねる日帰り視察旅行を行っています。

今年は10月21日(金)に、オープンして半年という話題の多賀城市立図書館と、ユニークな建築で知られる仙台メディアテークに入っている仙台市民図書館の2館を訪ねました。
参加者は会員16名+市立図書館職員1名の総勢17名でした。

多賀城市立図書館は、民間のCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が指定管理者の図書館。当日も、蔦谷書店の制服を着たスタッフの方に館内を案内していただきました。


コンセプトは「市民の家」。階層毎に「1階:リビング」「2階:書斎」「3階:勉強部屋」と機能を分けているそうです。
1階は入ってすぐに、居心地のよさそうなリビングチェアや観葉植物の空間が広がり、思わずそのコンセプトに納得しました。静かに聞えてくる音楽もリラックスを誘います。


空間はいくつかのコーナーに区切られており、ちょっととしたワークショップの会場にもなるそうです(こんな場所で読書会をしてみたい!!)
1階にはよみきかせスペースもあり、壁画は荒井良二さんがペインティングしています。とても明るく楽しい雰囲気でした。


3階には展示コーナーがあり、この日は市民の方の写真作品が展示されていました。



全館の各所にいろんなタイプの椅子とテーブルがあって、毎日通ってお気に入りの場所を見つけたくなるような空間でした。


10進法ではない棚構成ということで、いつも自分がよく借りているジャンルの本はどこかしら?と探す会員もいたようです。今回は時間が限られていましたが、もっと時間をかけて、こうした新しい図書館システムの使い勝手を試してみたいと思いました。

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仙台市民図書館は仙台市立図書館の基幹館。せんだいメディアテークの2-4階にあります。



図書館職員の方に、仙台市立図書館の概要やボランティア活動についてお話をうかがいました。
仙台市立図書館は7つの館が並立して機能しており、一部は指定管理者に委託をされているとのこと。また、その業者も館毎で異なるというような話を聞き、ビックリしました。ボランティアの養成講座やイベントも館単位で積極的に行っているようでした。仙台市は人口が多く、規模の大きさの違いを実感しました。



お話によると、読み聞かせや本の返架・修理でボランティアをされている方は多数おられるようですが、私たちのように各グループをつなぐ機構にはなっていないとのこと。自分たちの活動のユニークさを改めて実感し、こちらについては、活動への自信をちょっぴり深めました。

館内は、平日午後でも沢山の利用者の方がおり、大変なにぎわいぶり。
棚では「3.11震災文庫」が特に目を引きました。当時の新聞も大切に保管されています。



今回は、途中で宮城県美術館にも立ち寄りました。
常設展のほか、ポーラ美術館コレクション展も行われており、思い思いに芸術の秋に浸るひと時を楽しみました。



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多賀城市立図書館のみなさま、仙台市民図書館のみなさま、この度は貴重なお時間を頂戴し、ありがとうございました。大変勉強になりました。深く感謝を申し上げます。

来年は、開館ラッシュの山形県内各地の図書館を巡りたいと思います。  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 15:54Comments(0)活動報告

2016年10月12日

今年もあります・・・古本バザー


10月15日(土)の南部公民館まつりに合わせて、
図書館ボランティア小荷駄のみどりから・・・では、
古本バザーを開催します!


場所は図書館入口前
時間は10時からの予定です。


今年もメンバーが持ち寄った本を、大変お安く提供します!!
いろんなジャンルの本が集まりました。
読書の秋にふさわしい本をみつけてください。

お越しをお待ちしております。

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 08:59Comments(0)イベントのお知らせ

2016年10月03日

ブックトーク10月開催のご報告

 こにだブックトークを、去る2016年10月1日に開催しました。
 初めて参加の2名を含む9名が参加し、あれやこれやとさまざまなお話が交わされました。




Aさん
(1)『ひみつの王国 評伝 石井桃子』尾崎真理子著(新潮社)
 石井桃子についていろいろな人にインタビューした内容を繋ぎ合わせて、分厚い本になっている。児童書の翻訳などで活躍した石井さんの一生はどんな人生だったんだろう?と思って惹き込まれた。最後まで訳を修正しなくちゃと言いながら、101歳でスプーンを持ったまま亡くなったという。
(2)『石井桃子のことば』中川季枝子・松井直・松岡享子・若菜晃子ほか著(新潮社)
 上記の本と相俟って、石井桃子の翻訳家としての凄さを感じた。

Bさん
(3)『昔話はなぜお爺さんとお婆さんが主役なのか』大塚ひかり著(草思社)
 たくさんの資料や史料を用いて、老人はなぜ働き者なのか、なぜ昔話のお爺さんとお婆さんには子どもがいないのか、などについて解き明かしている。通い婚は女性に財産がないと成立しない。昔は経済的理由で結婚できない人がたくさんいた・・・などなど、昔話を語って聴かせている立場の者として、枕元に置いてときどき開いて読みたい本である。

Cさん
(4)『あたらしい憲法草案のはなし』自爆連著(太郎次郎エディタス)
 2012年に自民党が公表した憲法草案について、昭和22年に文部省が出版した『あたらしい憲法のはなし』という中学生向け社会科教科書の形式・文体をなぞって解説した本。著者は「自民党の憲法改正草案を爆発的に広める有志連合」となっている。自民党がやろうとしていることがよくわかる。パロディとしても秀逸。






Dさん
(5)『小説 君の名は』新海誠著(角川文庫)
 大ヒットしている映画を映画監督自身が小説化したもの。映画は俯瞰的だが、小説の方は主人公2人の視点から描かれている。1行目が男の子の視点、次の2行目が女の子の視点というふうに描かれている。映画を見てから読むと情景が目に浮かんで分かりやすい。
(6)『環八 イレギュラーズ』佐伯瑠伽著(中央公論社)
 宇宙からきた情報生命体の脱獄囚とそれを追う高校生たちのドラマ。情報生命体である脱獄囚と刑事に乗り移られるとその人間の人格は上書きされてしまうが、自閉症者だけは上書きされず他人に人格を転移できる。主人公の女性は自閉症者に転移され、その人格と同居する羽目に。・・・人にとって幸せとは何なのかを考えさせられる小説。

Eさん
(7)『ロスジェネはこう生きてきた』雨宮処凛著(平凡社新書)
 団塊ジュニア世代である著書の人生、つまりリストカットやオーバードーズを繰り返し、母親に言葉の暴力をふるってきた中高生時代から、右翼団体に加入して活動し、その後右翼から脱退してホームレス支援などに携わるようになる歩みに関心があってこの本を読んだ。すさんだ生活を脱出できたのは、右翼団体の勉強会でディベートをやるために読んだ日本国憲法の前文に触れたからだという。著者は、内なるものを外に訴えることによって生き延びられたと書いている。感動した。







Fさん
 今日は、実話を絵本にした本を3冊紹介したい。
(8)『綱渡りの男』モーディカイ・ガースティン著・川本三郎訳(小峰書店)
 1970年代に建設中のニューヨークの貿易センタービルの2棟の間を綱渡りした人物の話を描いた絵本。渡る場面の絵が、横長に描かれたページと縦長に描かれたページがあって目を見張る。いまはもうこのビルはないけれど、こんな記憶は残っているという本。
(9)『100ぴきのいぬ 100のなまえ』チンルン・リー著・きたやまようこ訳(フレーベル館)
 100匹の犬を飼うのが夢だった人の書いた本。ただただ100匹の犬の名前を紹介していく。読み聞かせで使うときも、全部の名を読みあげていく。小学校の読み聞かせは15分だが、その時間内に収まるように読んでいる。
(10)『メアリー・スミス』アンドレア・ユーレン著・千葉茂樹訳(米村教育図書)
 実在の人物。本には1927年の本人の写真が掲載されている。当時、「ノッカーアップ」という職業があった。これは朝早く起きなければならない人(パン屋や車掌など)の家の窓を長い棒でたたいて目を覚まさせる仕事。このメアリー・スミスは、ストローに豆を入れて吹き矢みたいに吹いて豆を窓に当てて人を起こして歩いたという話。

Gさん
(11)『家康に天下を獲らせた男 最上義光』松尾剛次著(柏書房)
 著者は山形大学の歴史の教授。仏教史が専門だが、最上義光についても色々研究しておられる。題名は編集者に言われてこのようにしたというが、内容は物語ではなく、歴史の研究書である。中世の大名たちは残虐が当たり前だった。英雄視される謙信も兼続も、だ。義光はことさら残虐な武将として語られてきたが、一族を守ることがすべてに優先するという当時の視点で見ると本当の姿が見えてくる。
(12)『北天に楽土あり 最上義光伝』天野純希著(徳間書店)
 こちらは小説。駒姫を殺すシーンが冒頭にきている。白鳥十郎の謀殺に関してもかなり残虐な人物として描かれている。小説としてみれば面白いので、史実と誤解しない方はどうぞ。

Hさん
(13)『魂の退社』稲垣えみ子著(東洋経済新報社)
 著者は朝日新聞の論説委員だったが、50歳できっぱり退社した。そこに至るまでの経過と心の動きを描いたエッセイ。同期が偉くなっていくのに不満を感じ、大阪本社から香川県に異動させられたのを機に会社に依存している自分を省み始めるあたりは誰しもに当てはまる心の経路かと思われるが、そこから価値観を少しずつ転換して、お金に縛られない質素な生活を作っていくところが非凡である。お金や地位が欲しいと思わない生活と体質を作り上げてから退社したところが、「魂の」退社という言葉が言い得て妙なところ。


  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 10:03Comments(0)イベント開催報告