2014年06月17日
お年寄りと共に楽しむ“ひだまりの会”
山形市立図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」には、
いろんな活動、またいろんなグループがあります。
その中から、
現在グループ会員を募集している“ひだまりの会”をご紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「子供たちに図書館の本を紹介する読み聞かせのサークルはたくさんあるけれど、
お年寄りにも図書館の本をお届けしたいね」
そんな会話から“ひだまりの会”は生まれました。
入所施設やデイサービス、そして生き生きサロンの集まりなどに出かけて活動しています。
絵本、紙芝居、俳句や、
会員それぞれの特技を活かした歌、ダンス、体操、楽器演奏等、
30~60分でいくつかのプログラムを行ないます。
大事にしているのは、ともに楽しむこと!
お年寄りの方々に声を出してもらい、身体を動かしてもらいながら進めていきます。
「人のために何かする余裕なんてない」とおっしゃるあなた、
実は私たち自身が一番楽しんでいるんです。
自分のリハビリにもなったりして・・・・。
次回は具体的なプログラムの内容などをご紹介したいと思います。
2014年06月01日
2014年度「小荷駄のみどり出版文化賞」発表
第8回(2014年度)の「小荷駄のみどり出版文化賞」選考結果を発表します。
1 選考結果
「小荷駄のみどり出版文化賞」(正賞)を以下の出版物に授与します。
福興会議編、スマイルエンジン山形著『ぼくらのスマイルエンジン ~東日本大震災 学生ボランティアバスの記録~』(山形大学出版会)
2 選考経過
(1)「第8回小荷駄のみどり出版文化賞」は、2013年1月1日から同年12月31日までに出版された山形市民の手になる出版物を対象として選考しました。
(2)今回は、市民や出版社等から推薦された著作等はありませんでしたので、山形市立図書館が収集した市民の出版物に関する情報や各選考委員が独自に得た情報をもとに、対象期間内に出版された山形市民の手になる著作等について選考を行ったところ、選考委員全員が上記に授賞すべきという意見であったため、全員一致で正賞に決定しました。
なお、受賞作の他に選考対象となった著作は、榎森伊兵衛著『山形商人~江戸期からの系譜~』(山形新聞社)と齋藤すみ子著『狛犬を訪ねて~疑問と感動~』(私家版)の2冊でした。
『山形商人』は、山形新聞紙上の連載された文章を一冊にまとめたもので、山形市旧市街地で商売を行っていた近江商人や紅花商人などいくつかの商家の歴史の概略を記述した、資料的にも価値ある労作です。また、『狛犬を訪ねて』は、著者が全国さらには海外までさまざまな狛犬を探し求めて歩いた記録で、その好奇心と行動力に感心します。
3 授賞理由
『ぼくらのスマイルエンジン~東日本大震災 学生ボランティアバスの記録~』は、山形大学と東北芸術工科大学の有志が2011年5月4日から2013年1月26日まで運行した日帰り復興ボランティアバス「スマイルエンジン山形」の活動の記録です。この活動には、延べ1,840名の学生と市民が参加し、巨大津波で被害を受けた石巻市や南三陸町でヘドロや廃棄物の撤去作業などを行いました。この著作は活動記録であるに留まらず、刻々と変化する状況の下で、ボランティア活動のあり方を真剣に考え、議論しながら歩んできた学生たちの思索の軌跡を記録した作品でもあります。
芸術大学の学生や教員が関わった著作らしく、活動記録やマニュアルのレベルを超えたデザインと編集で“読ませる本作り”を目指した作品であること、そしてその内容として、参加した人々の迷いや悩み、そして仲間との話し合いのなかから進むべき道を見出していく過程が生き生きと描かれていることがこの著作の魅力となっています。この著作を成立させた人々の熱意と持続する意志の力に敬意を表しつつ、さらなる活動・表現への期待を込めて本賞を贈ることとしました。
3 表彰及び記念講演
表彰は6月14日(土)10時30分より山形市立図書館2階の集会室で行います。(開場は10:25です。)
その後、直ちに一般市民公開の「市民講座」(山形市立図書館と「小荷駄のみどりから・・・」の共催)として、著作者の代表による受賞記念講演を行います。入場は無料です。ぜひ、ご参集ください。
【市民講座】
「小荷駄のみどり出版文化賞 」受賞記念講演
演題「芸大生の災害復興ボランティア~ わたしたちにできること ~ 」
お話:大津悠美子氏(東北芸術工科大学企画構想学科4年生)、髙橋悠眞氏(同大美術工芸コース4年生)
※ 市民講座参加申込みは、山形市立図書館 電話023‐624‐0822 まで
※ 問合わせは「小荷駄のみどりから・・・」企画広報グループ代表・高橋まで
(メール:konidanomidorikaraあっとgmail.com)
1 選考結果
「小荷駄のみどり出版文化賞」(正賞)を以下の出版物に授与します。
福興会議編、スマイルエンジン山形著『ぼくらのスマイルエンジン ~東日本大震災 学生ボランティアバスの記録~』(山形大学出版会)
2 選考経過
(1)「第8回小荷駄のみどり出版文化賞」は、2013年1月1日から同年12月31日までに出版された山形市民の手になる出版物を対象として選考しました。
(2)今回は、市民や出版社等から推薦された著作等はありませんでしたので、山形市立図書館が収集した市民の出版物に関する情報や各選考委員が独自に得た情報をもとに、対象期間内に出版された山形市民の手になる著作等について選考を行ったところ、選考委員全員が上記に授賞すべきという意見であったため、全員一致で正賞に決定しました。
なお、受賞作の他に選考対象となった著作は、榎森伊兵衛著『山形商人~江戸期からの系譜~』(山形新聞社)と齋藤すみ子著『狛犬を訪ねて~疑問と感動~』(私家版)の2冊でした。
『山形商人』は、山形新聞紙上の連載された文章を一冊にまとめたもので、山形市旧市街地で商売を行っていた近江商人や紅花商人などいくつかの商家の歴史の概略を記述した、資料的にも価値ある労作です。また、『狛犬を訪ねて』は、著者が全国さらには海外までさまざまな狛犬を探し求めて歩いた記録で、その好奇心と行動力に感心します。
3 授賞理由
『ぼくらのスマイルエンジン~東日本大震災 学生ボランティアバスの記録~』は、山形大学と東北芸術工科大学の有志が2011年5月4日から2013年1月26日まで運行した日帰り復興ボランティアバス「スマイルエンジン山形」の活動の記録です。この活動には、延べ1,840名の学生と市民が参加し、巨大津波で被害を受けた石巻市や南三陸町でヘドロや廃棄物の撤去作業などを行いました。この著作は活動記録であるに留まらず、刻々と変化する状況の下で、ボランティア活動のあり方を真剣に考え、議論しながら歩んできた学生たちの思索の軌跡を記録した作品でもあります。
芸術大学の学生や教員が関わった著作らしく、活動記録やマニュアルのレベルを超えたデザインと編集で“読ませる本作り”を目指した作品であること、そしてその内容として、参加した人々の迷いや悩み、そして仲間との話し合いのなかから進むべき道を見出していく過程が生き生きと描かれていることがこの著作の魅力となっています。この著作を成立させた人々の熱意と持続する意志の力に敬意を表しつつ、さらなる活動・表現への期待を込めて本賞を贈ることとしました。
3 表彰及び記念講演
表彰は6月14日(土)10時30分より山形市立図書館2階の集会室で行います。(開場は10:25です。)
その後、直ちに一般市民公開の「市民講座」(山形市立図書館と「小荷駄のみどりから・・・」の共催)として、著作者の代表による受賞記念講演を行います。入場は無料です。ぜひ、ご参集ください。
【市民講座】
「小荷駄のみどり出版文化賞 」受賞記念講演
演題「芸大生の災害復興ボランティア~ わたしたちにできること ~ 」
お話:大津悠美子氏(東北芸術工科大学企画構想学科4年生)、髙橋悠眞氏(同大美術工芸コース4年生)
※ 市民講座参加申込みは、山形市立図書館 電話023‐624‐0822 まで
※ 問合わせは「小荷駄のみどりから・・・」企画広報グループ代表・高橋まで
(メール:konidanomidorikaraあっとgmail.com)