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図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」
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2017年04月29日

第11回小荷駄のみどり出版文化賞決定!





 第11回小荷駄のみどり出版文化賞の授賞式と受賞記念講演(市民講座)を開催します。


 今年の授賞作は、東北文教大学短期大学部准教授 加藤大鶴(かとうだいかく)氏の『南山形ことば調査報告書』(東北文教大学地域連携・ボランティアセンター 2016年3月発行)に決まりました。

 授賞式と受賞記念講演を下記の日程で開催します。
 受賞記念講演は、市立図書館と小荷駄のみどりから・・・共催の「市民講座」として、一般市民に公開されます。
 


 市民講座「方言の継承と誕生~南山形のフィールドワークから~」

 お話:加藤大鶴氏 (東北文教大学短期大学部 准教授)

 ここ数年の間、街や電車で地元の中学生や高校生の会話に耳を傾けたことがありますか?
 彼ら・彼女らの会話はほとんどが「標準語」で、地元のことばがまったくと言っていいほど使われていないことに気づきませんでしたか?
 東北文教大学短期大学部の加藤先生は、南山形コミュニティーセンターの協力を得て、学生とともに南山形地区(14集落)で方言の現状を調査。その結果を「南山形ことば集」(2012年)と「南山形ことば調査報告書」(2016年)にまとめられました。
 ばっつ、わにる、あんつぁ、やばつい、へれる、いげすかね、ぶじょうほう、はらだくさえ、などはまだ使われている方ですが、よたこ、わっくれる、むんつん、しんのまえ、こわぱすえ、まつぽえ、たでる、さんかめる、びじゃかい、はだつ、などはどうでしょう? 方言の危機が迫っているのでしょうか・・・。
 でも、滅ぶことばがあれば、新しく生まれることばもあります。
 最新のフィールワークの結果も踏まえて、山形ことばの現状と展望についてお話しいただきます。

日 時 :平成29年6月10日(土)13:00~14:30 (授賞式と記念講演)
会 場 :山形市立図書館 2階集会室   参加費:無料  募集定員:40名
申込み:山形市立図書館 電話023-624-0822
主 催 :図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館

※ 定員に満たない場合当日の参加も受付けますが、準備の関係上なるべく早く申し込みをお願いします。
  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 09:38Comments(0)市民講座

2016年02月16日

市民講座「山形で児童書の翻訳を仕事にするということ」









山形市立図書館市民講座のお知らせです。
                              

 演題 「山形で児童書の翻訳を仕事にするということ」

 お話: 横 山 和 江 氏  (児童書翻訳者)


 結婚して山形に移り住み、子育てしながらプロの児童書翻訳者となった横山和江さんをお招きし、「山形で翻訳者になる」という夢を叶えるために、どんな気持ちで、どんな努力と工夫をされたのかを伺います。
 また、翻訳を手がけた15作のうち12作を自分で見つけて出版社に紹介したことから、対象作品を見つけ、それを日本での出版に漕ぎつけるまでの経緯など、翻訳という仕事の裏話や児童書の魅力についてもお話いただきます。
 横山さんは、図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」で読み聞かせの活動をしていたこともあります。
 たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げます。

日 時 : 平成28年3月6日(日)13:30~15:00
会 場 : 山形市立図書館 2階集会室   参加費:無料
申込み: 山形市立図書館 電話023-624-0822
主 催 : 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館
  
 ※ 当日の参加も可能ですが、準備の関係上なるべく前日まで申し込みをお願いします。
  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 01:26Comments(0)市民講座

2016年01月17日

市民講座 「地方都市を考える」









山形市立図書館市民講座の開催告知です。

地方都市を考える~ 消費社会の先端から ~

お話: 貞包英之(さだかねひでゆき) 氏
(山形大学 学術研究院 准教授/社会学・消費社会論・歴史社会学)

 「地方創生」が叫ばれる昨今ですが、その処方箋を誤らないように、まずは「地方都市」の現実がどうなっているか冷静に考えてみる必要があります。
 昨年、『地方都市を考える~消費社会の先端から~』(花伝社)を上梓し、そのなかで山形市(本のなかでは「Y市」)の現状を踏まえながら地方都市を“消費社会の先端”にある社会ととらえ、犀利な分析をされた貞包先生をお招きして、より具体的かつ分かり易く、そのエッセンスをお話していただきます。


日 時 :平成28年2月21日(日)10:30~12:00

会 場 :山形市立図書館 2階集会室   参加費:無料

申込み:山形市立図書館 電話023-624-0822

主 催 :図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館
  
※ 当日の参加も可能ですが、準備の関係上なるべく前日まで申し込みをお願いします。
  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 11:20Comments(0)市民講座

2015年02月19日

市民講座のお知らせ/街と人をつなぐアートの本

3月8日(日)に、市民講座『街と人をつなぐアートの本~アートプロジェクトとしての本づくり~』を開催します。

お話いただくのは、宮本武典氏。

大蔵村の肘折温泉「ひじおりの灯」、荒井良二さんの「山形じゃあにぃ」、そして昨年から始まった「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」など、数々のアートプロジェクトを企画してきた東北芸術工科大学の宮本武典先生は、現代美術を専門とするキュレーターでありながら、絵本・観光ガイドブック・俳句マンガ集・詩集等、東北をテーマにした様々な“本のプロジェクト”をも手がけてこられました。

地域の魅力を発信し、人と街をつなぐ“アートプロジェクトとしての本”の可能性について、お話いただきます。

アートと本・・図書館でお話をうかがうのに恰好のテーマと、ボランティアスタッフも大変楽しみにしています。ぜひみなさんもお気軽にご参加ください。

●日時:2015年3月8日(日) 午後1時30分~3時
●場所:山形市立図書館本館・2階集会室 
●参加費:無料 
●申し込み:山形市立図書館 ☎023-624-0822






  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 15:41Comments(0)市民講座

2014年01月25日

市民講座「月刊山形ZERO23」取材日記から






 1月25日の市民講座(渡部泰山さん)は盛況裡に終了いたしました。
 ご来場ありがとうごxざいました。
 引き続き、市民講座のお知らせです。

 やまがたの街に笑顔と元気を  
        ~「月刊山形ZERO23」取材日記から 」

 タウン情報誌「月刊山形ZERO23」は山形のタウン生活には欠かせないアイテムとなっています。
 本誌を含め、斬新な情報誌を立ち上げた印刷会社社長の岩見信弘さんと、日々取材と編集に駆け回る「月刊山形ZERO23」の若き女性編集長の大山めぐみさんをお迎えして、情報誌の作り手の想いと“元気なやまがた”づくりの舞台裏をお話しいただきます。



●日時:2014年2月1日(土) 13時30分~15時00分
●場所:山形市立図書館本館・2階集会室 
●参加費:無料 
●申し込み:山形市立図書館 ☎023-624-0822

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 17:17Comments(0)市民講座

2014年01月08日

市民講座のお知らせ~山形ゆかりの現代美術に触れてみませんか

1月25日(土)に、市民講座『アトリエ・山形現代美術館の作家たち~絵との出会い、その意味するもの~』を開催します。

新庄市大手町にある『アトリエ・山形現代美術館』をご存じですか? 

山形県出身作家やゆかりのある現代作家の作品を集めた美術館で、今回の講師である渡部泰山さんが私財を投じ平成25年5月にオープンしたものです。

渡部さんは、地元の現代美術家たちの作品を収集・論評し、地域社会に向けて紹介してきた方です。

市民講座では、所蔵作品や山形の現代美術家たちの作品をご紹介いただきながら、地域の芸術活動についてお話くださる予定です。

渡部さんは「大原螢」というネームで劇作家・演劇活動もされており、幅広い見地から、山形の芸術美術について、深いお話が伺えそうです。

書「山形現代美術館」(大原螢/著)でも、10余名の作家を取り上げ、その作品や魂を読みといていらっしゃいます。
図書館に蔵書がありますので、ぜひご覧ください。


●日時:2014年1月25日(土) 午前10時30分~12時
●場所:山形市立図書館本館・2階集会室 
●参加費:無料 
●申し込み:山形市立図書館 ☎023-624-0822



山形現代美術館


  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 20:40Comments(0)市民講座

2013年03月01日

市民講座「森の食は幸せいっぱい!」報告






 2013年2月17日に図書館ボランテイア「小荷駄のみどりから・・・」と市立図書館が共催した市民講座の報告です。
 今回は、西川町立大井沢自然博物館学芸員の武浪秀子氏に、「森の食は幸せいっぱい!~食から学ぶ山形の自然~」と題して講演していただきました。聴講者は、スタッフを含めて約40名でした。

 武浪さんは鎌倉生まれの横浜育ち。森林と自然に関わる仕事に就きたいと、学生時代に研修で訪れた西川町の職場に就職されました。その後、ご両親も大井沢に定住され、ご両親は同地で「ミストガーデン」という西洋風の庭園を開設し一般公開しています。(開園は5月とのこと。)

 今回の講演では、山形の森の豊かな恵みである自然の食材について、パワーポイントで画像や資料を紹介しながら、実践的(!)なお話をしていただきました。
 まずは山菜のお話・・・“山のアスパラ”と言われるのは山菜の「シオデ」ですが、自生のアスパラは「キジカクシ」というそうです。
 山菜のうちでもっともポピュラーなのは「ワラビ」ですが、山形には「ワラビ文化」といえるほどの食文化があると述べられました。自然のワラビの出荷量のナンバーワンは秋田県ですが、栽培ワラビの出荷量日本一は山形県で、国内産の7割を占めているそうです。ワラビには発がん性があるため、灰汁抜きが肝心。灰汁抜きで発がん性や中毒性のあるプラキロシドという物質を、分解し易いジエノンという物質に変えることにより、発がん性を抑えているということです。
 また、「ゼンマイ」は“山のダイヤモンド”と言われてきました。高額で売れるため、山で糧を得る人々にとっては、重要な現金収入源だったことによるそうです。
 さらに、山形では食用として重宝される「カタクリ」ですが、全国的には絶滅危惧種に指定されています。とくに関西では絶滅の恐れがあり、関西の方が山形でカタクリを採って食べていると聞くと、「なんであんなに可愛らしいものを食べちゃうの!?」と顰蹙を買う恐れがあるそうです。
 カタクリは干して保存食にされてきましたが、食べすぎは禁物。花が咲くまで8年かかり、寿命は20年です。
 また、よく聞くのは「アケビ」の食べ方について他県の方から驚かれるという話。山形では中身を取り除いて皮を食べますが、全国的には皮は食べず、中身(つまり種の部分)を食べます。これも国内生産量の9割は山形県産だそうです。また、山形県が生産量日本一の山菜といえば、なんと言っても「タラノメ」です。
 胃腸の調子が悪いときに服用すると効果テキメンの「キハダ」ですが、これは山形県に生息している唯一のミカン科の植物だそうです。筆者も、昔、喫煙していたころは風邪をひくたびに胃の具合を悪くして、義母が作ってくれるキハダの溶液を飲んで何度も救われたものです。
 自然の恵みで、県内で絶滅に瀕しているのが「シドミ(クサボケ)」。この植物は、現在は山形空港の滑走路周辺の緑地で、フェンスに守られて細々と生きているそうです。


 




 このほか、武浪さんは、木の実を入れた手作りクッキーや大井沢に伝わるお菓子「シロモチ」の実物を持参してくださり、参加者皆で試食しました。シロモチについては、地元の方が「この味がうまいと思って食べられるようになったら大井沢人」とおっしゃっていたそうです。
 ほかに、ササ巻き(大井沢風)のレシピも配布・解説していただきました。
 また、食の話と併せて、マツ枯れ、ナラ枯れ、ブナの葉枯れなど、山の環境の変化が激しくなっていることや、武浪さん自身が中心になって活動している環境保護活動についてもお話されました。
2012年の秋はブナの実が大凶作でほとんど実が成らなかったことから、クマの出没も増え、捕獲頭数も増加しました。講演後の質疑の時間には、参加者からはクマやイノシシやシカが増えて、自然のバランスが崩れてきたのではないかという質問が出され、山形県における野生鳥獣への対応についても話題となりました。

 さて、次回は3月16日(土)13時30分から、山形大学農学部准教授の江頭宏昌さんの講演「在来作物の魅力」です。どうぞご期待ください。   (文責・企画広報班 高橋)








 


  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 01:35Comments(0)市民講座

2013年02月10日

市民講座「在来作物の魅力」

★ 山形市立図書館市民講座 【無 料】

  「 在来作物の魅力 」

山形県には、世代を超えて自家採種で栽培・利用されてきた、いわゆる在来作物が160品目以上あります。在来作物の来歴、特性、伝統食などを紹介するとともに、在来作物が地域にとってどのような意味を持ち、今後どのように役立てられるのかについてお話していただきます。

▼日 時 平成25年3月16日(土)13:30~15:00

▼会 場 山形市立図書館 2階集会室(山形市小荷駄町7-12)

▼講 師 山形大学農学部准教授・在来作物研究会代表
                       江頭 宏昌さん

▼参加料 無料

▼申込み・問合せ 山形市立図書館 TEL:023-624-0822

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 18:43Comments(0)市民講座

2013年01月19日

市民講座「森の食は幸せいっぱい!」



  平成24年度 山形市立図書館市民講座

  森の食は幸せいっぱい~食からまなぶ山形の自然~

  お話: 武浪 秀子 さん
      (西川町立大井沢自然博物館 学芸員)

 都会から大井沢の自然に囲まれて生活して12年。 
 山形の森にすむ様々な生き物たち、そして森の恵みを生かした食文化には常に驚かされています。
都会では味わえないヘルシー&ユニークな“森の食”から学んだ植物の種類、味、料理、保存からアイデア料理まで紹介します。
 また、森の食体験を通じて感じた自然の大切さ、利活用について県内と県外の視点で科紹介していきたいと思います。(武浪さん談)

 ◆ 武浪さんには平成20年度にも市民講座でお話ししていただきました。好評に応えて2回目の講演です。市民の皆さん、ぜひご参加ください。

 日 時 :平成25年2月17日(日)13:30~15:00

 会 場 :山形市立図書館 2階集会室

 参加費:無料

 申込み:山形市立図書館 電話023-624-0822


 主 催 :図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館

 ※ 当日の参加も可能ですが、準備の関係上なるべく前日まで申し込みをお願いします

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 18:17Comments(0)市民講座

2012年07月29日

市民講座「野外彫刻・オブジェ鑑賞散策のススメ」の報告



















 2012年7月15日、山形美術館主任学芸員・月本寿彦氏を講師に迎え、「山形市中心市街地の野外彫刻・オブジェ鑑賞散策のススメ」と題した市民講座を開催しました。その報告です。

 講師の月本氏は米沢市出身。山形大学教育学部に学び、高校教諭を経て、広重美術館(天童市)に勤務。社会人として大学院に入学。専門性を磨き、山形美術館の学芸員となられました。
 山形市に本店のある八文字屋書店が発行している季刊誌『街角』に2009年から2010年にかけて連載された「街角オブジェ」の執筆を担当。山形市内の野外美術作品について調査を行い、このとき、設置者、関係者などに当該美術作品を設置したときの事情や背景について聞き取りをされています。


 月本氏の講演の概要をまとめると、以下の通り。(文責・企画広報担当高橋)

 彫刻は古代ギリシャを発祥としている。古代は人間性が尊ばれていたが、中世になるとキリスト教によって、人間の姿を彫刻にすることは偶像崇拝であり神への冒涜であるとされる。ルネッサンス期に人体をモデルとした彫刻が復活するが、これも次第に形式化していく。
 近代の彫刻が開花するのは、19世紀に入ってフランスのロダンが現れてから。ロダンの弟子であるマイヨールや逆にロダンに反発する立場の人々によって、近代の彫刻の歴史が刻まれていく。
 一方、日本では、近代以前から木彫はあったが、もっぱら信仰の対象だった。明治期に初めて西洋から彫刻が導入された。大正から昭和にかけて、彫刻は展覧会や美術館にやってくる一部の人びとのものでしかなかったが、戦争の時代がくると、偉人・軍人・貴族等の銅像を野外に設置して、常時一般人に見せるということが広まってくる。
 戦後は、行政が戦後復興の象徴として彫刻を位置づけたので、雨後のタケノコのように野外彫刻が全国に広まった。日本ほど、はっきりした目的もないのに野外彫刻がたくさん建っている国は世界にない。
 しかし、見方によっては、お金を払って美術館に行かなくても、タダで鑑賞できる美術作品がたくさんあるということ。行政によって建てられた野外彫刻は玉石混交だが、総体としてはいいことだと思う。

 彫刻を鑑賞するポイントは3つ。
 <テクスチャー>・・・作品の肌合い。これが視覚的なリズムを伝えてくる。
 <ムーヴメント>・・・どんな動きが読み取れるか。
 <意味>・・・作品全体が意味するものは何か。


 以下は、山形市街地の野外彫刻・オブジェの個々に対するコメントの概要。(ナンバーは「散策マップ」上の番号表示をさす。)

 山形美術館前の広場「美術館前スクエア」は、山形市の公園の一画だが、民間の同美術館と一体的に整備されている。ここに6作品。さらに、となりの最上義光歴史館の前の公園に2作品ある。
・No20 ハンス・コック(独)「ハモニアの頭」1984‐85/1987・・・人間の首から上の像だが、キュビズム的な造形。
・No22 蓮田周吾郎「ブラスの抱擁」1986・・・石川県出身の作家。真鍮製でカギ型の、2体で一対のオブジェ。素材感を鑑賞してほしい。
・No23 佐藤助雄「燭」1984/1987・・・山形市出身の作家。女性が燭台を持つ立ち姿の像。作者の母をモデルにしたものだが、その母はこの像が完成して3ヵ月後に死没したという。
・No18 佐藤忠良「愛の女神」1988/1989・・・宮城県出身の作家。宮城県美術館に作品が多数収蔵されている。この作品は、現にこの作品がある最上義光歴史館の前の公園に設置するということを作者に伝えたうえで制作依頼したもの。

 山形市役所の敷地内の作品は、
・No30 吾妻兼治郎「MU-1000」1984/1984(市役所庁舎東側)・・・山形市出身の作家。銅鐸のような形象のオブジェ。作者はミラノ在住。イタリアで公園のデザインなどを手がけており、マイスターの称号を得ている。「MU=無」シリーズ最大の作品で、同シリーズ1000作品目。何もない無ではなく、<無>というものがあるということを表現している。
・No32 豊田豊「無限空間1984」1983/1983(市役所庁舎西側)・・・リング状に曲げられたステンレスのオブジェ。周りの環境が歪んで映り込む。作者はサンパウロ在住。
・No33 神長佐充(すけみつ)「雷の休日」1983/1983(市役所庁舎西側)・・・東京都出身のグラフィックデザイナー。幼年期を山形で過ごす。重厚な御影石の上にステンレスの扁平な球体が半分だけ乗っかっているオブジェ。

 公園通り商店街(大手門パルズやNHK山形放送局のある通り)の歩道上の作品は、1995年の街づくり事業で県の助成金と地元の負担金で造られたもの。当時はこの通りに(株)シベールの菓子店があったので、同社の熊谷眞一氏が設置を熱心に働きかけた模様。No6からNo16まで11作品が設置されている。

 霞城セントラルの西側にある鮮やかな色のグラデーションがついたオブジェは、
・No1 會田雄亮「虹の防人」2000/2000・・・東京都出身。戦時中を両親の出身地山形で過ごす。東北芸術工科大学の初代学長をつとめる。この作品は、同施設の落成記念モニュメントで、11メートルの高さまで陶器のブロックを積み重ねたもの。紅色のラインはこの作品に映る夕焼けのラインと一致させている。

 霞城公園でひときわ目立つのは、
・No25 西村忠「出羽守近衛少将最上義光騎馬像」1977/1977・・・山形市出身の鋳金工芸家。歴史的な考証に拘らず、勇壮な動きを表現したもの。騎士を乗せた馬の後ろ足二本だけで建っている像だが、この重量を二本の足だけで支えるには高い技術を要する。(株)でん六の鈴木伝六氏が建造に関わっているが、かれが二本足のポーズに拘ったと言われている。

・No36 文翔館前庭の噴水(1986年ころ)も、山形県のマークをモチーフにしたオブジェ。作者は不詳。

 最後に、屋内展示であるためこの散策マップ上の番号は付けられていないが、市役所を訪れた際には、ぜひ鑑賞してほしいのが次の作品。
・ 新海竹太郎「ゆあみ」1907/1958(市役所1階ロビー)・・・山形市出身。日本近代彫刻界の第一人者。このブロンズ像は、作者の甥で彫刻家の新海竹蔵の監修によって1957年に鋳造されたもの。山形美術館に収蔵されている作品よりも良い出来である。(講演概要はここまで。)


 
 蛇足ですが、上記のうち筆者が好きな作品は、會田雄亮「虹の防人」、神長佐充「雷の休日」、文翔館前庭の噴水、です。
 また、逆に、もうちょっと考えてほしかったなぁ・・・と思ってしまうのは、公園通り商店街の作品群です。いわゆる「バブル期」やバブル崩壊後の「行政バブル期」(景気浮揚のために公共事業をバンバンやった頃)に、土木・建設サイドで「行政の文化化」などということが叫ばれ、多くのオブジェや彫刻が設置さたり、美術的なデザインがなされたりしましたが、多くはセンスのなさに唖然とするものでした。でも、いまになってみれば、そういうことも微笑ましい・・・。
 そんな歴史も含めて、散策しながら作品たちを鑑賞し、この街を楽しみたいものです。・・・この狭いせまい山形の市街地にも、まだまだ見所がありそうです。
 なお、今後、公共事業などでオブジェや彫刻を設置するときは、ぜひ東北芸術工科大学の学生の作品を買い上げたり、発注したりしてほしいと想います。卒業作品展などに行くと、なかなかいい作品があります。

 さて、次回の「小荷駄のみどりから・・・」の市民講座は、内容・時期ともに未定ですが、今年中には開催したいと思います。  (企画広報担当・高橋記)


  


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2012年07月04日

「山形市中心市街の地野外彫刻・オブジェ鑑賞散策のススメ」





【山形市立図書館市民講座】
                                                                          
 山形市中心市街地の野外彫刻・オブジェ鑑賞散策のススメ

~ 「野外彫刻・オブジェ散策マップ」の楽しみ方 ~

  お話: 月 本 寿 彦 氏
 (山形美術館学芸員)

 山形市中心市街地には、意外にもたくさんの芸術作品が展示されています。
 このたび、野外に設置されている彫刻やオブジェなどの芸術作品の写真と位置図をまとめたポケット版の「散策マップ」が山形市文化振興課から発行されました。
 そこで、このマップで取り上げられた作品について、鑑賞のポイントなどをお話していただきます。
 講師は、マップの編集に携わった山形美術館学芸員の月本寿彦氏。美術の専門家のお話を聴くと、日頃風景として見慣れている街中のオブジェを見る目が変わるかもしれません。美術ファンはもちろん、散策を楽しむ市民の皆さん、ぜひご参加ください。

 日 時 :平成24年7月15日(日)13:30~15:00

 会 場 :山形市立図書館 2階集会室

 参加費:無料
   申込み:山形市立図書館 電話023-624-0822

 主 催 :図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館
   ※ 当日の参加も可能ですが、準備の関係上なるべく前日まで申し込みください。

                                                                                                                                                   


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2012年05月31日

第6回「小荷駄のみどり出版文化賞 」受賞記念講演





 平成24年度 山形市立図書館市民講座 

 【第6回「小荷駄のみどり出版文化賞 」受賞記念講演】                                                                                  
  イザベラ・バードの山形路 ~ 散策を楽しもう ~

  お話: 渋谷 光夫 氏 (「イザベラ・バードの山形路」著者)


 「小荷駄のみどり出版文化賞」は山形市民による出版物のうち、広く市民に読んでもらいたいと思われる優れた作品に授与される賞として、平成19年に創設されました。
 平成23年1月1日から12月31日までに出版された出版物を対象とする第6回の本賞の授賞作品は、渋谷光夫著『イザベラ・バードの山形路』(無明舎出版)に決定しました。
 この作品は、明治時代に東北・北海道を旅行したイギリス人女性、イザベラ・バードとその著作『日本奥地紀行』に関する研究書であると同時に、彼女が歩いた山形路を、ふるさとの歴史探訪として散策することを勧めるガイドブックでもあります。
 受賞を記念して、著者である渋谷光夫氏に、同書のエッセンスの紹介と“散策のススメ”の講演をしていただきます。
 市民の皆さん、ぜひご参加ください。

 日 時 :平成24年6月2日(土)11:00~12:00  (注)開場は10:55です。

 会 場 :山形市立図書館 2階集会室

 参加費:無料

 申込み:山形市立図書館 電話023-624-0822

 主 催 :図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館

 ※ 当日の参加も可能ですが、準備の関係上なるべく前日まで申し込みをお願いします。
    記念講演に先立って授賞式を執り行ないます。
  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 02:04Comments(0)市民講座