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2016年10月03日

ブックトーク10月開催のご報告

 こにだブックトークを、去る2016年10月1日に開催しました。
 初めて参加の2名を含む9名が参加し、あれやこれやとさまざまなお話が交わされました。




Aさん
(1)『ひみつの王国 評伝 石井桃子』尾崎真理子著(新潮社)
 石井桃子についていろいろな人にインタビューした内容を繋ぎ合わせて、分厚い本になっている。児童書の翻訳などで活躍した石井さんの一生はどんな人生だったんだろう?と思って惹き込まれた。最後まで訳を修正しなくちゃと言いながら、101歳でスプーンを持ったまま亡くなったという。
(2)『石井桃子のことば』中川季枝子・松井直・松岡享子・若菜晃子ほか著(新潮社)
 上記の本と相俟って、石井桃子の翻訳家としての凄さを感じた。

Bさん
(3)『昔話はなぜお爺さんとお婆さんが主役なのか』大塚ひかり著(草思社)
 たくさんの資料や史料を用いて、老人はなぜ働き者なのか、なぜ昔話のお爺さんとお婆さんには子どもがいないのか、などについて解き明かしている。通い婚は女性に財産がないと成立しない。昔は経済的理由で結婚できない人がたくさんいた・・・などなど、昔話を語って聴かせている立場の者として、枕元に置いてときどき開いて読みたい本である。

Cさん
(4)『あたらしい憲法草案のはなし』自爆連著(太郎次郎エディタス)
 2012年に自民党が公表した憲法草案について、昭和22年に文部省が出版した『あたらしい憲法のはなし』という中学生向け社会科教科書の形式・文体をなぞって解説した本。著者は「自民党の憲法改正草案を爆発的に広める有志連合」となっている。自民党がやろうとしていることがよくわかる。パロディとしても秀逸。






Dさん
(5)『小説 君の名は』新海誠著(角川文庫)
 大ヒットしている映画を映画監督自身が小説化したもの。映画は俯瞰的だが、小説の方は主人公2人の視点から描かれている。1行目が男の子の視点、次の2行目が女の子の視点というふうに描かれている。映画を見てから読むと情景が目に浮かんで分かりやすい。
(6)『環八 イレギュラーズ』佐伯瑠伽著(中央公論社)
 宇宙からきた情報生命体の脱獄囚とそれを追う高校生たちのドラマ。情報生命体である脱獄囚と刑事に乗り移られるとその人間の人格は上書きされてしまうが、自閉症者だけは上書きされず他人に人格を転移できる。主人公の女性は自閉症者に転移され、その人格と同居する羽目に。・・・人にとって幸せとは何なのかを考えさせられる小説。

Eさん
(7)『ロスジェネはこう生きてきた』雨宮処凛著(平凡社新書)
 団塊ジュニア世代である著書の人生、つまりリストカットやオーバードーズを繰り返し、母親に言葉の暴力をふるってきた中高生時代から、右翼団体に加入して活動し、その後右翼から脱退してホームレス支援などに携わるようになる歩みに関心があってこの本を読んだ。すさんだ生活を脱出できたのは、右翼団体の勉強会でディベートをやるために読んだ日本国憲法の前文に触れたからだという。著者は、内なるものを外に訴えることによって生き延びられたと書いている。感動した。







Fさん
 今日は、実話を絵本にした本を3冊紹介したい。
(8)『綱渡りの男』モーディカイ・ガースティン著・川本三郎訳(小峰書店)
 1970年代に建設中のニューヨークの貿易センタービルの2棟の間を綱渡りした人物の話を描いた絵本。渡る場面の絵が、横長に描かれたページと縦長に描かれたページがあって目を見張る。いまはもうこのビルはないけれど、こんな記憶は残っているという本。
(9)『100ぴきのいぬ 100のなまえ』チンルン・リー著・きたやまようこ訳(フレーベル館)
 100匹の犬を飼うのが夢だった人の書いた本。ただただ100匹の犬の名前を紹介していく。読み聞かせで使うときも、全部の名を読みあげていく。小学校の読み聞かせは15分だが、その時間内に収まるように読んでいる。
(10)『メアリー・スミス』アンドレア・ユーレン著・千葉茂樹訳(米村教育図書)
 実在の人物。本には1927年の本人の写真が掲載されている。当時、「ノッカーアップ」という職業があった。これは朝早く起きなければならない人(パン屋や車掌など)の家の窓を長い棒でたたいて目を覚まさせる仕事。このメアリー・スミスは、ストローに豆を入れて吹き矢みたいに吹いて豆を窓に当てて人を起こして歩いたという話。

Gさん
(11)『家康に天下を獲らせた男 最上義光』松尾剛次著(柏書房)
 著者は山形大学の歴史の教授。仏教史が専門だが、最上義光についても色々研究しておられる。題名は編集者に言われてこのようにしたというが、内容は物語ではなく、歴史の研究書である。中世の大名たちは残虐が当たり前だった。英雄視される謙信も兼続も、だ。義光はことさら残虐な武将として語られてきたが、一族を守ることがすべてに優先するという当時の視点で見ると本当の姿が見えてくる。
(12)『北天に楽土あり 最上義光伝』天野純希著(徳間書店)
 こちらは小説。駒姫を殺すシーンが冒頭にきている。白鳥十郎の謀殺に関してもかなり残虐な人物として描かれている。小説としてみれば面白いので、史実と誤解しない方はどうぞ。

Hさん
(13)『魂の退社』稲垣えみ子著(東洋経済新報社)
 著者は朝日新聞の論説委員だったが、50歳できっぱり退社した。そこに至るまでの経過と心の動きを描いたエッセイ。同期が偉くなっていくのに不満を感じ、大阪本社から香川県に異動させられたのを機に会社に依存している自分を省み始めるあたりは誰しもに当てはまる心の経路かと思われるが、そこから価値観を少しずつ転換して、お金に縛られない質素な生活を作っていくところが非凡である。お金や地位が欲しいと思わない生活と体質を作り上げてから退社したところが、「魂の」退社という言葉が言い得て妙なところ。


  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 10:03Comments(0)イベント開催報告

2016年08月26日

こにだブックトーク、秋に開催します


秋は読書のシーズンということで、
“こにだブックトーク”を、10月に開催します。


お気に入りの本を紹介しあう会です。
好きな本を片手に、本の雑談を楽しみましょう。
話を聞くだけの参加も大歓迎です。

日時:2016年10月1日(土) 午前10時00分~11時30分
場所:山形市立図書館本館・2階講座室
     山形市小荷駄7-12


参加費:無料 
人数:10名前後(本の紹介者)+聞くだけ参加者
申し込み先:山形市立図書館カウンターまたは☎624-0822
      Email:konidanomidorikara@gmail.com
      →お名前と本の紹介の有無をお知らせください

◆こにだブックトークって?
自分のお気に入り本をお互いに紹介しあいます。
本についてのおしゃべりを楽しむ会です。
お薦め本は1冊でも2-3冊でもOKです。
山形市立図書館で借りることができる本やお手持ちの中から、お薦めを教えてください!
また、本の紹介はせずに聞くだけという方のご参加も大歓迎です。

◆どのように会を進めるのですか?
ひとり5分前後で、お薦め本を紹介していただきます(ex.本と出会った経緯、簡単な内容、いいな思った点等)。その後、質問、感想等をやりとりします。


前回の様子もブログで紹介しています。
左のメニューから「こにだブックトーク」を選択し、ご覧ください!

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 13:18Comments(0)イベントのお知らせ

2016年06月23日

ひさびさの開催! こにだブックトーク2016.6月


去る6月5日(日)、約半年ぶりに『こにだブックトーク』を開催しました。
梅雨前のすがすがしい日曜日の午前中、好きな本の話のあれやこれやで和やかな時間を過ごしました。聞くだけの方や初参加の方も含めて、11名のみなさんにご参加いただきました。
今回紹介された本は以下になります。

Tさん
■「異貌の維新〜《奥羽越》の矜持と無念〜」岩井哲/著(紅花書房)
作者は上山市で書肆犀という出版社を営んでいる方、発行は山形市の古書店、という山形発の本です。
テーマは、幕末から明治にかけての東北や奥羽列藩同盟。討たれた方から歴史を問い直しています。当時、東北の各藩では戦争回避を目指した動きもあり、いろんな可能性があったことを示しています。
視点の新しさが魅力の一冊です。

■「パラレルキャリア」ナカムラクニオ/著(晶文社)
現代は“小商い”をかけもちする時代だそうです。
この本では“ライスワーク/ごはんを食べるための仕事”“ライフワーク/一生続ける仕事”“ライクワーク/好きな仕事”の3つを持つ人生について書かれています。
9月の山形ビエンナーレ期間に作者のナカムラクニオさんが催すイベントが遊学館であります。

NRさん
■「管見妄語~グローバル化の憂鬱/とんでもない奴」「この国のけじめ」藤原正彦/著
週刊新潮の論説コラムをまとめたものが「管見妄語」シリーズです。
「管見」とは「筒から見た狭い世間の事」、「妄語」とは「うそをつく事」で、作者流の謙遜と思われます。社会の事をいろいろと書いていますが、文化的ユーモアがあって読みやすいです。

INさん
■「通販生活2016年夏号」
「通販生活」は通販雑誌です。良品が紹介されており、普段から利用していますが、自由な意見記事も掲載されていて、読みごたえのある雑誌でもあります。
最新号2016年夏号では、憲法が無視されている状況を見過ごせないとして「自民党支持のみなさんへのメッセージ」という記事が載っており、興味深く読みました。これを読んだ事で、次に紹介する「『憲法改正』の真実」という本に辿りつきました。

■「『憲法改正』の真実」樋口陽一・小林節/著(集英社新書)
樋口陽一は井上ひさしの高校の同級生、小林節は自民党のブレーンだった人物。このふたりが「憲法改正」について論じた本です。
現在の日本は「立憲主義が都合よく解釈され、憲法が否定された状況にある」とふたりは警鐘を鳴らしています。この本によると、そもそも「憲法」というものは、「国民が守るもの」というよりは、「国民が権力者に守らせるもの、権力者を縛るものだ」との事。国民はその事を忘れおり、それを今一度知らしめる必要があると主張されています。
憲法改正について考え直す時にとても参考になる本として、お薦めします。

Oさん
■「にじをみつけたあひるのダック」フランセス・バリー/著、おびかゆうこ/訳(主婦の友社)
■「きょうのおやつは」わたなべちなつ/著(福音館)
■「ギャロップ!!」ルーファス・バトラー・セダー/著(大日本絵画)
■「うごく浮世絵!?」アーサー・ビナード/原著 よぐちたかお/著(福音館)
■「たんけんライトシリーズ」クロード デラフォッス/著(岳陽舎)

しかけ絵本が大好きでいろいろ集めています。
病院の小児病棟へ読み聞かせに行く事がありますが、そうした時にしかけ絵本は子供たちにとても喜ばれます。病院生活の中、目で見て楽しめる点が、気晴らしになるようです。
本自体が丸い形をしている「にじをみつけた~」、鏡仕立てになっていて、おやつが宙に浮いているように感じられる「きょうのおやつは」、本当に絵が動いて見える「ギャロップ」など、どの本もしかけに手が込んでいて、大人も思わず夢中になります。

NYさん
■「生きるために、一句」細谷亮太/著(講談社)
細谷亮太先生は東京聖路加病院の小児科医で河北町のご出身。以前ボランティアと市立図書館が共催して講演会にもいらしていただいた、ゆかりのある方です。
いろんな人の句がひとつずつ紹介されていて、それに対して細谷先生が自分の感想を書いています。小さな見出しがついており、読みやすくなっています。
一日一句読むとほっとします。この本がきっかけとなり、今では自分も一日一句を作るようになりました。

■「蓮-ハスをたのしむ」北村文雄/監修 (ネット武蔵野)
子供の本研究所の講座に参加した時に知り合った方から紹介された本です。府中在住の方で地元の本として教えていただきました。
この本では、蓮について、何から何まで書かれています。植物学的な事から、蓮を題材にした俳句や浮世絵、果ては料理まで、幅広いカテゴリーで蓮に迫った本です。ちなみに、蓮は4日間しか咲かないようですよ。
山形でも、こんな風に「紅花」について何からか何まで書かれた本を作ったらよいのにと思いました。
“10~100歳に贈る感動と発見の「えっ! 本」”シリーズです。

Aさん
■「池澤夏樹個人編集 日本文学全集 今昔物語・日本霊異記他」(河出書房新社)
現代訳で書かれており、古典ですが肩肘はらずに読めます。古典は読みにくいと思っている方にぜひ試していただきたいです。
古典を現代の人向けにアレンジした本はこのほかにもいろいろあります。特に「マンガ日本の古典/今昔物語」(中公文庫)は水木しげるが描いており、おもしろい本です。

■「仏像は語る」西村公朝/著 (新潮文庫)
日本最高の仏師と言われる作者が、仏像についてやさしく解説しています。

■「図書館に通う-当世『公立無料貸本屋』事情」宮田昇/著(みすず書房)
無料貸本屋といった刺激的なタイトルがついています。
作者は仕事を退いた後に、趣味で読書を楽しもうと公立図書館へ通うようになり、そこで感じたいろいろをエッセイとして書いています。ベストセラーの複本問題等など。


Yさん
■「なつかしい時間」長田弘/著(岩波新書)
作者は詩人ですが、1985年から17年間、NHKの「視点・論点」という論説番組をもっていました。そこで話していたものをまとめたのがこの本です。
じっくりと思索や考察をおこなう方です。何気なく過ごす平凡な時間が、けしてありふれたものでないという気持や感じ方を持っていて、それを原点に日々の大切さを書いています。
震災を経て、特にそう自分でも感じられ、共感しました。

■「遠き山に日は落ちて」佐伯一麦/著(集英社)
宮城出身の作家が書いた小説で、舞台は蔵王山麓。草木染め作家と小説家の物語です。
私も仙台出身なので、書かれた風景と自分の育った風景とリンクして、親近感を感じました。すぐそばにいるような感じを受けました。

IGさん
■「忘れられた巨人」カズオ・イシグロ/著 土屋政雄/訳 (早川書房)
“記憶”をテーマにしたファンタジーです。
舞台は中世イングランド。周囲に疎んじられながら暮す老夫婦が主人公で、彼らが遠く離れた息子に会いたいと旅に出ます。ただし、その息子が本当に存在しているのか、果たしてどこにいるのかの“記憶”が彼らにははっきりとはありません。この老夫婦の旅に、竜退治を目指す戦士や老騎士が加わることで、いろんな謎がさらに散りばめられます。
いくつかの謎は解決しないまま最後まで積み残され、スッキリはしませんが、面白く読めました。かえって余韻の残る読後感で、読んだ翌日にいろんなシーンを反芻しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
沢山の本をご紹介いただき、またみなさんとおしゃべりできて、楽しかったです。
ご参加のみなさま、本当にどうもありがとうございました。
次回の開催は未定ですが、決まりましたらブログでお知らせいたします。
初めての方、聞くだけの方も大歓迎です。ぜひ遊びにいらしてください!






  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 16:43Comments(0)イベント開催報告

2016年05月07日

久しぶりに“こにだブックトーク”を開催します


お気に入りの本を紹介しあう、
“こにだブックトーク”を開催します。


好きな本を片手に、本の雑談を楽しみましょう。
話を聞くだけの参加も大歓迎です。

日時:2016年6月5日(日) 午前10時30分~正午
場所:山形市立図書館本館・2階講座室
     山形市小荷駄7-12

参加費:無料 
人数:10名前後(本の紹介者)+聞くだけ参加者
申し込み先:山形市立図書館カウンターまたは☎624-0822
      Email:konidanomidorikara@gmail.com
      →お名前と本の紹介の有無をお知らせください


◆こにだブックトークって?
自分のお気に入り本をお互いに紹介しあいます。
本についてのおしゃべりを楽しむ会です。
お薦め本は1冊でも2-3冊でもOKです。
山形市立図書館で借りることができる本やお手持ちの中から、お薦めを教えてください!
また、本の紹介はせずに聞くだけという方のご参加も大歓迎です。

◆どのように会を進めるのですか?
ひとり5分前後で、お薦め本を紹介していただきます(ex.本と出会った経緯、簡単な内容、いいな思った点等)。その後、質問、感想等をやりとりします。


前回の様子もブログで紹介しています。
左のメニューから「こにだブックトーク」を選択し、ご覧ください!

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 14:11Comments(0)イベントのお知らせ

2016年03月17日

市民講座「山形で児童書の翻訳を仕事にするということ」開催しました

山形市立図書館で2016年3月6日(日)に、児童書翻訳者の横山和江さんをお招きして、
「山形で児童書の翻訳を仕事にするということ」と題した市民講座を行いました。


子供の時に読んだ「赤毛のアン」で、本好きになったとおっしゃる横山さん。
埼玉出身で、結婚を機に山形へいらして20年。
うかがってみると、山あり谷ありで、まるで朝の連続ドラマのような翻訳人生。
「その間、あきらめなかったからこそ、児童書翻訳者としての現在がある」というお話でした。


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横山さんは短大英文科を卒業後、食品メーカーに就職。
総務でお仕事されていたそうで、児童書翻訳と随分かけ離れたスタートをきったとの事。
その後、ソフトウェア会社に転職し、秘書としての仕事をこなしながら
TOEICを受験するなど英語の勉強を続けられたようです。
その勉強の成果があって、秘書から同じ会社の翻訳部門へ異動し、
アメリカのデンバーで翻訳を5カ月経験。

結婚を機に山形へ来てから、通信教育で出版翻訳の勉強をスタート。
子育てをしながら勉強をはじめ、最初の一冊が出るまでに10年かかったそうです。

最初の本が出てから現在までの10年で15冊の本を翻訳されたのでした。

その間に多くのハードルがあったそうです。
勉強会で東京の先生から「地方では繋がりがつくりにくく、児童書の翻訳は無理だろう」と言われたり、
出版社から「ずいぶん海外生活が短いですね」と指摘されたり。。。
最初の本が出てからも、順風とはいかず出版社へ持ち込んだ企画が2年も塩漬けになった事など。

それでもあきらめずに、その時その時で突破口を探し、次に続けていったご様子。
パソコンやインターネットといったハード面の進歩と変化も、地方在住の自分の後押しになったとのこと。

地方にいても情報がキャッチできる現代ならではの、
最近の原作探しのエピソードも大変興味深かったです。
現在は、小学生向けの知識絵本と小学校中学年向け読み物を翻訳しているそうです。

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横山さんの翻訳した本が図書館にも多数ありますので、ぜひお読みください。

【訳書リスト抜粋】
◎読み物
■「14番目の金魚」(ジェニファー・L・ホルム作/講談社/2015.11)
 ニューヨークタイムズベストセラー作品
■「わたしの心のなか」(シャロン・M・ドレイパー作/鈴木出版/2014.9)
 IBBY(国際児童図書評議会)障害児図書資料センター2011年推薦図書
■「グリーンフィンガー 約束の庭」(ポール・メイ作/シャーン・ベイリー絵/さ・え・ら書房/2009.6)
 2002年度カーネギー賞ロングリスト作品
◎絵本
■「サラとダックン」シリーズ(サラ・ゴメス・ハリス原案/金の星社)
 アニメがNHKのEテレで放送
■「クマさんのおことわり」シリーズ(ポニー・ベッカー文/ケイティ・マクドナルド・デントン絵/岩崎書店)
 2009年ケイト・グリーナウェイ賞ロングリスト


  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 13:02Comments(0)イベント開催報告

2016年02月16日

市民講座「山形で児童書の翻訳を仕事にするということ」









山形市立図書館市民講座のお知らせです。
                              

 演題 「山形で児童書の翻訳を仕事にするということ」

 お話: 横 山 和 江 氏  (児童書翻訳者)


 結婚して山形に移り住み、子育てしながらプロの児童書翻訳者となった横山和江さんをお招きし、「山形で翻訳者になる」という夢を叶えるために、どんな気持ちで、どんな努力と工夫をされたのかを伺います。
 また、翻訳を手がけた15作のうち12作を自分で見つけて出版社に紹介したことから、対象作品を見つけ、それを日本での出版に漕ぎつけるまでの経緯など、翻訳という仕事の裏話や児童書の魅力についてもお話いただきます。
 横山さんは、図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」で読み聞かせの活動をしていたこともあります。
 たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げます。

日 時 : 平成28年3月6日(日)13:30~15:00
会 場 : 山形市立図書館 2階集会室   参加費:無料
申込み: 山形市立図書館 電話023-624-0822
主 催 : 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館
  
 ※ 当日の参加も可能ですが、準備の関係上なるべく前日まで申し込みをお願いします。
  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 01:26Comments(0)市民講座

2016年01月17日

市民講座 「地方都市を考える」









山形市立図書館市民講座の開催告知です。

地方都市を考える~ 消費社会の先端から ~

お話: 貞包英之(さだかねひでゆき) 氏
(山形大学 学術研究院 准教授/社会学・消費社会論・歴史社会学)

 「地方創生」が叫ばれる昨今ですが、その処方箋を誤らないように、まずは「地方都市」の現実がどうなっているか冷静に考えてみる必要があります。
 昨年、『地方都市を考える~消費社会の先端から~』(花伝社)を上梓し、そのなかで山形市(本のなかでは「Y市」)の現状を踏まえながら地方都市を“消費社会の先端”にある社会ととらえ、犀利な分析をされた貞包先生をお招きして、より具体的かつ分かり易く、そのエッセンスをお話していただきます。


日 時 :平成28年2月21日(日)10:30~12:00

会 場 :山形市立図書館 2階集会室   参加費:無料

申込み:山形市立図書館 電話023-624-0822

主 催 :図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館
  
※ 当日の参加も可能ですが、準備の関係上なるべく前日まで申し込みをお願いします。
  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 11:20Comments(0)市民講座

2016年01月12日

“べにっこひろば感謝の会”に行って参りました


昨年末の2015年12月24日、開園一周年を迎えたべにっこひろばの“感謝の会”に行ってきました。

べにっこひろばへは、わたくしたち山形市立図書館ボランティア“小荷駄のみどりから・・・”の活動グループが、毎月交代で読み聞かせにうかがっており、その活動に対する手作りの感謝状をいただきました。




あわせて、遊びにきてくれているお子さんとおかあさん方の手書きの色紙もいただきました。



参加してくれたみなさんが楽しんでいただけたようで、わたくしたちも大変うれしく思いました。
べにっこひろばに来てくれるお子さんみんなが、お話や本を好きになってくれるといいなと思っています。今年も一緒に楽しみましょう。  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 19:52Comments(0)活動報告

2016年01月04日

こにだブックトーク2015年11月レポート


大変遅くなりましたが、11月29日(日)の『こにだブックトーク』で話題になった本をご紹介します。今回は、聞くだけの方も含めて、7名のみなさんにご参加いただきました。

Nさん
■出版社各社のPR誌-「図書(岩波書店)」「ちくま(筑摩書房)」「波(新潮社)」「青春と読書(集英社)」「本の窓(小学館)」
情報が詰まった冊子で、各社のものを読むだけで1カ月かかるくらいです。それぞれその会社らしいタイトルがついています。このPR誌に出る事が“作家のステイタス”とのことです。
ワタシはここから一番よい本を選び、図書館にリクエストしています。

Oさん
■「ひと裁ち折り紙」山本厚生/著(萌文社)
折り紙の本ですが、ハサミで「ひと裁ち」だけするというのがミソです。元々、折り紙でハサミやノリを使うのは邪道だと思っていたのですが、一回ハサミを入れるだけなのでいいかなと考えました。ひと裁ちで劇的な変化が生じます。
子供たちの集まりで、「何ができるかな~?」とクイズ形式で実演するととても盛り上がります。
今日作ったのは・・・こちら、「さくらんぼ」です!


この作家さんは建築家だそうです。構造を考える方ならではのアイデアが詰まっています。

Aさん
■「土佐堀川-広岡浅子の生涯」古川智映子/著(潮文庫)
朝の連続ドラマ小説の主人公に関する本です。日本の女性史と江戸から明治にかけての歴史の転換期の両方がわかりやすく書かれています。
広岡浅子は、今でも残るいくつかの大企業を作り上げました。一方で、女性の解放にも力を尽くしています。病気や事件等、命の危機にも見舞われますが、乗り越えて長生きしたようです。
■「芸人と俳人」又吉直樹、堀本裕樹/著(集英社)
自由句を詠む又吉さんと正統な俳句を詠む堀本さんの対談集です。俳句の入門書としてもよいと思います。
■「イスラムの読み方」山本七平、加瀬英明/著(祥伝社)
イスラムの事がわかりやすく書かれています。この本では、「イスラムは宗教というより、憲法に近いもので、神の教えのもとの契約書のようなもの」だと説かれており、あらためて日本の感覚と大きく異なる事を思い知らされました。
昭和55年に出版された本ですが、平成17年に再度息を吹き返してきた本です。

Tさん
■「地方都市を考える-「消費社会」の先端から-」/貞包英之著 (花伝社)
山大准教授の方の社会学の本です。地方都市Y市=山形市の統計をもとにしながら、普遍的に地方都市が置かれている現状について書いています。
「地方こそ消費社会の先端」という事を、「空き家」「郊外型モール」「街づくりと観光」「高層マンション」などをテーマにしながら、語っています。現状分析に徹しており、答えが書かれていないところも、かえって抵抗なくて読めよいと思いました。
■「ナプキン・ノート」ガース・キャラハン/著(辰巳出版)
ガースは45歳のアメリカ人。彼が、一人娘のために作るお弁当をつつむナプキンに書いた一言を集めた本です。最初が泣けます。というのも、主人公は進行性のガンにかかっているのです。副題は「父から娘へ、826枚のお弁当メッセージ」。
長生きできないと知りながら、今を生きており、Facebookで動画も公開しています。

IGさん
■「門」夏目漱石/著(文春文庫)
11月に三川町で“奥泉光×いとうせいこうの文藝漫談”というイベントがあり、その課題本となったのがこの「門」です。“文藝漫談”とは、先のおふたりが、手が伸びにくい古典や隠れた名作を取り上げ、その隠れた魅力や新しい読み筋を、面白おかしく読み説くというものです。過去に東京で見たことがあり、すっかりふたりの語り口に魅了されました。
今回は奥泉先生の故郷三川町での開催。「これはいかねば」という事で、恥ずかしながら初めて夏目漱石を読みました。こんなふうに古典を手にとるきっかけが多くあるといいなと思いました。そして、「門」は、なかなかに渋い本でした。

INさん
■藤沢周平の小説「秘太刀馬の骨/文春文庫」「花のあと/文春文庫」「隠し剣孤影抄/文春文庫」
自分の父を看病していた頃、藤沢周平を読み始めました。今住む朝日町の図書館に全集があるので、1巻から読みはじめたのですが、どれひとつとっても駄作がないのです。
今日は女性が活躍している作品を取り上げました。
「秘太刀馬の骨」は馬の骨をも折る程の力を持った刀を誰が使ったのか、推理小説のように追って行く話。主人公の妻は心の病にかかっており、「子どもが亡くなったのは夫のせいだ」と思っています。この刀の履歴を追っていくうちに、妻の気持ちに変わっていき、その病が癒えていきます。実は妻は刀の名手だったのです。
「花のあと」の中では『花のあと』『雪間草』が、「隠し剣孤影抄」では『女人剣さざ波』が特にお薦めです。いずれも女性の剣の名士が登場します。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の幅広いジャンルの本が集まり、楽しかったです。
ご参加のみなさま、本当にどうもありがとうございました。
久々にお会いできたAさん、いらしてくださってうれしかったです。本というつながりがあると、こんな風に懐かしい方にも会う事ができるのですね。ブックトークを開催してよかったです!
次回の開催は未定ですが、決まりましたらブログでお知らせいたします。  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 18:28Comments(0)イベント開催報告

2015年11月09日

読書の秋、本のおしゃべりも楽しみませんか~こにだブックトークを開催します


お気に入りの本を紹介しあう、
こにだブックトークを開催します。


読書の秋、いかがお過ごしになりましたか?
好きな本を片手に、本の雑談を楽しみましょう。
話を聞くだけの参加も大歓迎です。

日時:2015年11月29日(日) 午前10時30分~正午
場所:山形市立図書館本館・2階講座室
     山形市小荷駄7-12


参加費:無料 
人数:10名前後(本の紹介者)+聞くだけ参加者
申し込み先:山形市立図書館カウンターまたは☎624-0822
      Email:konidanomidorikara@gmail.com
      →お名前と本の紹介の有無をお知らせください

◆こにだブックトークって?
自分のお気に入り本をお互いに紹介しあいます。
本についてのおしゃべりを楽しむ会です。
お薦め本は1冊でも2-3冊でもOKです。
山形市立図書館で借りることができる本やお手持ちの中から、お薦めを教えてください!
また、本の紹介はせずに聞くだけという方のご参加も大歓迎です。

◆どのように会を進めるのですか?
ひとり5分前後で、お薦め本を紹介していただきます(ex.本と出会った経緯、簡単な内容、いいな思った点等)。その後、質問、感想等をやりとりします。


前回の様子もブログで紹介しています。
左のメニューから「こにだブックトーク」を選択し、ご覧ください!

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 21:00Comments(0)イベントのお知らせ

2015年11月04日

鶴岡への日帰り視察研修旅行


山形市立図書館ボランティア“小荷駄のみどりから・・・”では、会員の親睦と勉強を兼ねて、
1年に1度、近県や県内の公共図書館等を訪ねる日帰り視察旅行を行っています。


今年は10月15日(木)に、開館100年という長い歴史を持つ鶴岡市立図書館を、会員15名と市立図書館職員1名の総勢16名で訪ねました。



鶴岡市立図書館訪問に先だって、せっかく鶴岡に来たのでということで、
・藤沢周平記念館
・即身仏のおられる南岳寺

を見学しました。



藤沢周平記念館では「海坂藩のふるさと」という開館5周年企画展が展示されており、藤沢文学の核とも言える「海坂藩」の自然や暮しに思いをはせました。
中でも井上ひさしさんが小説から起こしたという海坂藩の手書き地図(複製)がすばらしかったです。
大作家をここまで夢中にするのが藤沢文学なのだなと改めて感動しました。

鶴岡市立図書館では、館長さま、司書さま、ボランティアグループ“わらしべの会”さま・“温海絵本読み聞かせ隊ポッケ”さまに迎えていただきました。





特にボランティアのみなさまとは、互いに活動内容を具体的に紹介しながら、お話をさせていただきました。共通する悩みに共感しあたっり、自分たちとは異なる取り組む方を知ったりと、いくつかの方面で見識を広める事ができ、大変勉強になりました。
鶴岡市立図書館館長さま、図書館司書さま、「わらしべの会」さま・「温海絵本読み聞かせ隊ポッケ」さま、みなさまの貴重なお時間を頂戴し、大変ありがとうございました。深く感謝を申し上げます。



秋の紅葉が美しい月山道を超え、出かけた鶴岡。一日、楽しく充実した時間を過ごせました。
「来年は、岩手県紫波町のオガールに行きたいね」、、なんて話も出ておりました。

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 18:40Comments(0)活動報告

2015年11月02日

私のおすすめ本の展示が行われています


読書の秋、みなさまはどうお過ごしでしょうか?

山形市立図書館本館の2階展示ホールでは、
11月15日(日)まで『私のおすすめの本』と題して、
図書館ボランティアや図書館にお勤めのみなさんのおすすめ本や
読書会の“こにだブックトーク”で紹介された本が展示されています。


では、ちょっとのぞいてみましょう。

こちらは、高齢者のみなさんと読みあいなどの活動をされている“ひだまりの会”さんのコーナー
読み聞かせなどにお使いの本が展示されており、
季節感やことばを大切にされている事がわかります。

こちらのコーナーのテーマは“親子でよみくらべる・たのしむ名作”。
同じ作品でも、結構表現の違いがあるそうです。
大人向けと子供向け、どんなふうに違うのか、興味がわきます!


こちらは、図書整理のあるボランティアさんのコーナー。
ご自宅から蔵書を持ってきていただきました。

大江健三郎がずらりと並び、読みごたえがありそうです。
本が本当にお好きなんだなぁと感じました。じっくり、落ち着いて読みたい本です。


“としょかんkids(子供向けの図書館広報誌)最新号”で紹介されている絵本もあります。
ワタシは写真手前左手にある「きゅっぱのはくぶつかん」が一番気になりました。
モノを集めるのが大好きな、かわいい丸太の男の子のお話です。
会場でも立ち読みできますので、ぜひ読んでみてください。




このほかにも、いろんな視点で選ばれた本が沢山展示されています。
自分が知っていたのとはちょっと違ったおもしろさが発見できるのでしないでしょうか。
ぜひお立ち寄りください。


  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 20:27Comments(0)「小荷駄のみどりから…」ご案内

2015年10月08日

10月に古本バザーがあります


10月17日(土)の南部公民館まつりに合わせて、
図書館ボランティア小荷駄のみどりから・・・では、
古本バザーを開催します!


場所は図書館入口前。
時間は10時からの予定です。


メンバーが持ち寄った本を、大変お安く提供します!!
読書の秋にふさわしい本がみつかるかもしれません。
ぜひお立ち寄りください。

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 18:04Comments(0)イベントのお知らせ

2015年09月28日

夏の終わりにこにだブックトーク開催しました


8月30日(日)に、お気に入りの本を互いに紹介しあう『こにだブックトーク』を行いました。聞くだけの方も含めて、8名のみなさんにご参加いただきました。今回紹介された本はこちらです。

Oさん
■「ワンダフル・ライフ -バージェス頁岩と生物進化の物語」スティーブン・ジュイグールド/著  (早川書房)
カナダで100年前に発見された化石の話です。
この時、不思議な形をした生物の化石が沢山発見されました。この本の中でも、再現イラストでその姿を見ることができます。表紙のイラストもそのひとつで、とても印象的です。
進化というと、時間をかけて、枝分かれして発生するもののように思いますが、この化石で登場する生物は全く別のようです。今、生存する生き物のどの種別にも属さない生き物たちが、この時期に一気に地球上に発生したと作者は考えています。
絵を見ているだけでも楽しいのです。この本は1909年に出版されています。

Iさん
■「流」東山彰良/著(講談社)
今年の直木賞作品です。「20年に一度の傑作!」という帯の押しで、思わず買ってしまいました。1945年以降の台湾を舞台としたミステリー仕立ての小説です。
台湾創成期を生きたある伝説の男が亡くなるところから物語がスタート。主人公の青年が、その伝説の男である祖父が生きた中国、台湾の複雑な歴史をたどりながら、犯人を探っていきます。男たちの仁義と愛と裏切りのアツい世界が描かれています。
展開が早く、また意外性もあり、一気に読みました!台湾に詳しくない私もストーリーに夢中になれました。時間を忘れて物語の世界に浸りたい~そんな読書の醍醐味が味わいたい方にお勧めです。

Nさん
■「昭和出版残侠伝」嵐山光三郎/著(筑摩書房)
■「ぼくの交友録的読書術」嵐山光三郎/著(新講社)
■「縁もたけなわ-ぼくが編集者人生で出会った愉快な人たち」松田哲夫/著(小学館)

元編集者の方の本を持ってきました。
嵐山光三郎が好きです。多才でいろんな事をしている人です。国学院大学卒で、深いところを学んだ人という印象なのですが、難しい文章を書かないところが気に入っています。自分と年代が近い人というのも魅力のひとつ。挙げた2冊では、食べ物・旅・作家の事などを書いています。
松田哲夫はちくま書房で編集をしていた人で、ラジオ深夜便でおなじみです。この本では作家の裏話を書いています。南伸坊がイラストを手掛けていて、おもしろくそれぞれの人となりを描いています。特に、哲学者の鶴見俊輔のエピソードがおもしろかったです。

Tさん
■「恋愛依存症」伊東明/著 (実業之日本社)
「苦しい恋からなぜ抜けだせないのか」や「なぜこんな人にひっかかってしまうのか」といった恋愛の謎を解明している本。どうやったら回復できるかも書かれています。作者は心理学者です。
■「ヒトラーの呪縛-日本ナチ・カルチャー研究序説」佐藤卓己/著 (中公文庫)
日本のカルチャーでヒトラーがどう扱われているかを、映画やアニメ、文学、ファッション等、いろんなジャンルにわたって事例を示しながら解説した本です。宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統もそのひとつです。いかにヒトラー・ナチスといったモチーフが入り込んでいるのかを改めて知り、驚きました。

Sさん
■「ドキュメント宇宙飛行士選抜試験」大鐘良一、小原健右/著(光文社新書)
こうのとりをロボットアームでキャッチした油井宇宙飛行士が選抜された時の試験に密着したドキュメントです。「なぜ宇宙を目指すのだろう」と思いながら読みました。
 最終選考は10名にしぼられます。その中でもパイロットになった油井さんは航空自衛官でパイロットをしていた等、とても物語性のある方ですが、他の登場人物も興味深いのです。私は第3の男と呼ばれた金井さんという方に注目しました。潜水医学が専門の方で、「宇宙なのに海底の専門家が選ばれるんだな」と意外でした。

Aさん
■「舟を編む」三浦しをん/著 (光文社)
新しい国語辞典の編纂をめぐる小説です。日本語や辞書に関心がある方はぜひ読まれるとよいでしょう。今でも図書館では予約が入る人気の本です。文庫版だと、主人公馬締の書いたラブレターや岩波書店の方の解説も載っています。単行本で読まれた方も、文庫を一読されるとよいと思います。
■「ぼくの好きな時代小説」常盤新平/著(晶文社)
12名の時代小説家が紹介されていますが、ひとり選ぶなら、やはり藤沢周平でしょう。

Hさん
■「マンガで気づく日本人でも知らない日本語」篠崎晃一/著(主婦の友社)
 全国の方言が紹介された本です。私は山形出身ではないのですが、山形弁はあったかみがあって、おもしろいです。方言を話す若い人が減っているという話も聞きますが、方言もひとつの文化だと思います。なくならないで欲しいです。
■「耳をさわるだけでからだの不調がス~ッと消える」池川明・飯島敬一/著(カンゼン)
 表紙にひかれて読んでみました。頭や腰などの痛みは自立神経の乱れからくるとの事。耳つぼをもんだら調子がよくなりました。

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ご参加のみなさま、ありがとうございました。
今回は非常に幅広いジャンルの本が集まりましたね。とても楽しかったです。
次回は11月29日に開催予定です。興味を持った方、いらっしゃいましたら、ぜひお気軽に遊びにいらしてください。

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 21:40Comments(0)イベント開催報告

2015年08月16日

ゆく夏を惜しみつつ、本のおしゃべりを楽しみませんか。。こにだブックトークへのお誘い


お気に入りの本を紹介しあう、
こにだブックトークを開催します。


夏休みの読書でおもしろい本を見つけた方、
秋に向けて、何を読もうか迷ってる方、
図書館に遊びに行ってみたいと思っている方、などなど
本の話をしゃべったり、聞いたりする時間を一緒に楽しみませんか?


話を聞くだけの参加も大歓迎です。

日時:2015年8月30日(日) 午前10時30分~正午
場所:山形市立図書館本館・2階講座室
     山形市小荷駄7-12


参加費:無料 
人数:10名前後(本の紹介者)+聞くだけ参加者
申し込み先:山形市立図書館カウンターまたは☎624-0822
      Email:konidanomidorikara@gmail.com
      →お名前と本の紹介の有無をお知らせください

◆こにだブックトークって?
自分のお気に入り本をお互いに紹介しあいます。
本についてのおしゃべりを楽しむ会です。
お薦め本は1冊でも2-3冊でもOKです。
山形市立図書館で借りることができる本やお手持ちの中から、お薦めを教えてください!
また、本の紹介はせずに聞くだけという方のご参加も大歓迎です。

◆どのように会を進めるのですか?
ひとり5分前後で、お薦め本を紹介していただきます(ex.本と出会った経緯、簡単な内容、いいな思った点等)。その後、質問、感想等をやりとりします。


前回の様子もブログで紹介しています。
左のメニューから「こにだブックトーク」を選択し、ご覧ください!

本



  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 16:50Comments(0)イベントのお知らせ

2015年07月27日

梅雨6月開催のこにだブックトークレポート


今年はカラ梅雨で、雨読の機会が少し少なかった気がします。みなさまはいかがでしたか?
6月28日(日)に、お気に入りの本を互いに紹介しあう『こにだブックトーク』を行い、7名のみなさんにご参加いただきました。
今回紹介された本はこちらです。

Aさん
■「見残しの塔 周防国五重塔縁起」久木綾子/著 (新宿書房)
■「禊の塔 羽黒山五重塔仄聞(そくぶん)」久木綾子/著 (新宿書房)

歴史小説をご紹介します。
89歳で作家デビューした久木綾子。デビュー作「見残しの塔」の取材に14年、執筆に4年を費やしました。延暦寺で1年修行もなさったそうです。
「禊の塔」は羽黒山が舞台。こちらも羽黒山に16回赴いて執筆したとのこと。
いずれもじっくりと書かれた読みごたえのある本です。

Iさん
■“女生徒”「走れメロス」より 太宰治/著(岩波少年文庫)
■「太宰治の辞書」北村薫/著(新潮社)
■「たいようのおなら」灰谷健次郎/編(のら書店)

「太宰治の辞書」は太宰治の創作の謎にせまる文藝ミステリー。
この本に導かれて「女生徒」を読みました。こちらは太宰が女生徒になりきって、思春期の繊細でみずみずしい気持ちをキラキラと語っています。作中に登場する女生徒がつくる“ロココ料理”というものをめぐっての探索が「太宰治の辞書」では描かれています。併せて読むとおもしろさが倍増します。
こどもの詩集「たいようのおなら」は大人が読むと元気になれる詩集です。

Tさん
■「『朝日新聞』問題」徳山喜雄/著(集英社新書)
■「いいがかり 原発『吉田調書』記事取り消し事件と朝日新聞の迷走」編集委員会編(七つ森書館)
■「朝日新聞『吉田調書報道』は誤報ではない」海渡雄一・河合弘之/著(彩流社)

社会的な問題についての本を紹介します。
やっと冷静に原発事故の何が問題なのかを問う本がでてきました。
吉田調書や慰安婦問題など朝日新聞の一連の報道問題や、それへのバッシングなども落ち着いて理解を深める事が著作となっています。

Nさん
■「ナガサキ 消えたもうひとつの原爆ドーム」高瀬毅/著 (平凡社)
■「ブラボー 隠されたビキニ水爆実験の真実」高瀬毅/著 (文藝春秋)

作者と船旅で一緒になったことが縁で手にとった本です。
1冊目は、長崎で浦上天主堂が復元されたことを題材にしています。作者は“怒りの広島、祈りの長崎”と語っています。被爆の土地でもそれぞれ事情が異なっていることがわかりました。
2冊目のタイトルにあるブラボーは第五福竜丸の暗号。福竜丸の生き残った人たちを20数年追った話です。

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ご参加のみなさま、ありがとうございました。今回は社会派の本が多かったですね。
次回は盛夏8月に開催予定。興味を持った方、いらっしゃいましたら、ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいね。

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 17:14Comments(0)イベント開催報告

2015年07月03日

第9回小荷駄のみどり出版文化賞







 2015年6月20日、山形市立図書館において、「第9回小荷駄のみどり出版文化賞」の授賞式が行われました。
 受賞作品は、増田尚紀著『引き継ぐこと、伝えること~山形鋳物のポストモダンを超えて~』(メディア・パブリッシング刊)です。 
 この本は、三部構成となっており、第一部は山形鋳物の工芸デザイナーである著者の増田尚紀氏と山形美術館学芸課長・岡部信幸氏の対談「モノづくりの原点と情熱を語る」、第二部は1994年~97年に山形新聞のコラム「私の教育論」に寄せた著者のエッセイ、そして第三部はカメラマンの菅野正紀氏が撮影した鋳物作品の写真に作者(=著者)がデザインのコンセプトや製作プロセスなどの解説を付した「私ノ仕事、鋳心ノ流レ」。
 その内容は、山形鋳物との出会い、工芸デザインに取組む真摯な姿勢、そして困難を乗り越えながら歩んできた一筋の道を淡々と語りながら、山形鋳物の未来と後進の育成に懸ける著者の熱い情熱を伝える作品となっています。
 また、上記の三つの部分によって本書を構成した村上修一氏(メディア・パブリッシング)の編集センスも光ります。

 山形市立図書館及び山形県立図書館等の蔵書となっておりますので、どうぞご覧ください。





 写真は、受賞のあいさつをする増田尚紀氏。
 なお、恒例となっている小荷駄のみどり出版文化賞受賞者の記念講演については、今回は実施しませんでした。昨年、この本が出版されたことを機に、山形市立図書館主催の市民講座として著者に講演いただいた経緯があるため、今回、再度の講演依頼を見合わせたものです。
                                                                                                                                                                   
  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 00:32Comments(0)小荷駄のみどり出版文化賞

2015年06月30日

『ひだまりの会』がブログを開設しました!


私たち「小荷駄のみどりから・・・」の活動グループのひとつ、老人施設等でお年寄りと共に楽しむ『ひだまりの会』が、独自のブログを開設しました!

こちらで詳しい活動の様子や会員のナマの声をご覧いただけます。
http://blog.livedoor.jp/hidamaritya59 


『ひだまりの会』は、「お子さん向けの読み聞かせの会はたくさんあるけれど、図書館に来ることができないお年寄りにも本を紹介したいね」という会話から誕生した読み聞かせグループ。毎月、高齢者のみなさんが利用されている施設を訪問し、「会員それぞれが自分にできる事をしよう!」という趣旨で、それぞれが得意とする、絵本の読み聞かせ、紙芝居、ゲーム、歌などをお届けしています。
 
調子がよい時ばかりではない高齢者のみなさんが、ハーモニカに合わせて、懐かしい歌を元気に歌う姿に接すると、メンバーの方が感動してしまいますとの事。高齢者のみなさんの明るい笑顔に触れる事で、元気をいただいているようです!

『ひだまりの会』では、現在一緒に活動してくださるメンバーを募集しています。
先ほどご紹介したブログで詳しい活動をご覧になれますので、ぜひそちらを一度のぞいてみてください。

『ひだまりの会』の主な活動スケジュール 
●施設訪問 毎月第1火曜日・第1水曜日 午後に40分程度/他に偶数月や不定期の訪問あり
●定例会  毎月第一木曜日 午後2時~ 山形市立図書館にて


  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 18:43Comments(0)「小荷駄のみどりから…」ご案内

2015年06月02日

こにだブックトークを開催します


お気に入りの本を紹介しあう、
こにだブックトークを6月に開催します。


梅雨は、うちでの読書が楽しめる季節でもあります!
本の話をしゃべったり、聞いたりする時間を一緒に楽しみませんか?

話を聞くだけの参加も大歓迎です。

日時:2015年6月28日(日) 午前10時30分~正午
場所:山形市立図書館本館・2階講座室

     山形市小荷駄7-12

参加費:無料 
人数:10名前後(本の紹介者)+聞くだけ参加者
申し込み先:山形市立図書館カウンターまたは☎624-0822
      Email:konidanomidorikara@gmail.com
      →お名前と本の紹介の有無をお知らせください


◆ブックトークって?
自分のお気に入り本をお互いに紹介しあいます。
本についてのおしゃべりを楽しむ会です。
お薦め本は1冊でも2-3冊でもOKです。
山形市立図書館で借りることができる本やお手持ちの中から、お薦めを教えてください!
また、本の紹介はせずに聞くだけという方のご参加も大歓迎です。

◆どのように会を進めるのですか?
ひとり5分前後で、お薦め本を紹介していただきます(ex.本と出会った経緯、簡単な内容、いいな思った点等)。その後、質問、感想等をやりとりします。


前回の様子もブログで紹介しています。
左のメニューから「こにだブックトーク」を選択し、ご覧ください!

  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 20:41Comments(0)イベントのお知らせ

2015年05月29日

図書整理グループの山形市施設見学


図書館ボランティアには、いくつかの活動グループがあります。
返却されてきた本を棚に戻す作業をお手伝いしているのが、“図書整理グループ”です。
10-20名位のメンバーが、配架する本が多い火曜日の朝(開館1時間前)に活動しています。
今回は、その“図書整理グループ”で行った山形市内各施設見学会の様子をご紹介します。

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5月26日、この日は図書館が特別整理休館中で作業がなく、勉強と親睦を兼ねて、山形市・山形県の施設を6カ所見学しました。

まずは、私たちボランティアグループも読み聞かせを行っている山形市児童遊戯施設「べにっこひろば」へ。
この中の“えほんコーナー”で読み聞かせを、月1回担当しています。
こちらの赤い壁のお部屋がその“えほんコーナー”です。休日には、子どもたちのにぎやかな笑い声が響いているのでしょう。





続いては、「山形市学校給食センター」。
最先端な機能をもつ給食センターで、どのように調理、片づけがなされているかを見学。地産地消の取り組みやリサイクルが進んでいる事がわかり、この点は興味深かったです。
ここで、楽しみにしていたのは何と言っても“給食の試食”!。小学生高学年の当日のみなさんと同じメニューを食べさせていただきました。メインは“カンパチのフライ”と“マカロニナポリタン”。おいしかったですよ。



中には、給食が初体験のメンバーもおり、こちらで楽しくにぎやかな時間を過ごしました。


「山形市市民防災センター」にもうかがい、消火体験、煙体験、応急手当て体験等、沢山の災害・防災体験をみんなでしました。
緊張しつつ、いろいろな体験をし、また詳しい説明を受けましたが、図書館のような公共施設で活動しているわたしたちボランティアに必要な知識と経験だと、参加してみて実感。
最近よく見かけるAEDの使い方も学ぶことができ、大変有意義な時間となりました。

次は「遊学館」「山形県立図書館」へ。
こちらでは、私たち図書整理グループがいつも行っている本の修理について、県立の司書のみなさまの作業を直に見せていただきました。
使う道具が我々のものとは異なっている等、新しい発見がたくさんありました。お忙しい中、お時間をくださり、ありがとうございました。



最後に「洗心庵」のお庭も見学しました。心の落ち着くお庭を拝見しながら、1日を振り返りました。

図書整理グループでは、たまには図書館を飛び出して、親睦と勉強を兼ねてこのような活動もしております。
本の配架のお手伝いに興味のある方、ぜひメールでお問い合わせください。
konidanomidorikara@gmail.com

図書館カウンターへお問い合わせいただいても、大丈夫です。  


Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 17:42Comments(0)活動報告