第11回小荷駄のみどり出版文化賞決定!
第11回小荷駄のみどり出版文化賞の授賞式と受賞記念講演(市民講座)を開催します。
今年の授賞作は、東北文教大学短期大学部准教授 加藤大鶴(かとうだいかく)氏の
『南山形ことば調査報告書』(東北文教大学地域連携・ボランティアセンター 2016年3月発行)に決まりました。
授賞式と受賞記念講演を下記の日程で開催します。
受賞記念講演は、市立図書館と小荷駄のみどりから・・・共催の「市民講座」として、一般市民に公開されます。
市民講座「方言の継承と誕生~南山形のフィールドワークから~」
お話:加藤大鶴氏 (東北文教大学短期大学部 准教授)
ここ数年の間、街や電車で地元の中学生や高校生の会話に耳を傾けたことがありますか?
彼ら・彼女らの会話はほとんどが「標準語」で、地元のことばがまったくと言っていいほど使われていないことに気づきませんでしたか?
東北文教大学短期大学部の加藤先生は、南山形コミュニティーセンターの協力を得て、学生とともに南山形地区(14集落)で方言の現状を調査。その結果を「南山形ことば集」(2012年)と「南山形ことば調査報告書」(2016年)にまとめられました。
ばっつ、わにる、あんつぁ、やばつい、へれる、いげすかね、ぶじょうほう、はらだくさえ、などはまだ使われている方ですが、よたこ、わっくれる、むんつん、しんのまえ、こわぱすえ、まつぽえ、たでる、さんかめる、びじゃかい、はだつ、などはどうでしょう? 方言の危機が迫っているのでしょうか・・・。
でも、滅ぶことばがあれば、新しく生まれることばもあります。
最新のフィールワークの結果も踏まえて、山形ことばの現状と展望についてお話しいただきます。
日 時 :
平成29年6月10日(土)13:00~14:30 (授賞式と記念講演)
会 場 :山形市立図書館 2階集会室 参加費:無料 募集定員:40名
申込み:
山形市立図書館 電話023-624-0822
主 催 :図書館ボランティア「小荷駄のみどりから・・・」、山形市立図書館
※ 定員に満たない場合当日の参加も受付けますが、準備の関係上なるべく早く申し込みをお願いします。
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