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2015年07月27日

梅雨6月開催のこにだブックトークレポート


今年はカラ梅雨で、雨読の機会が少し少なかった気がします。みなさまはいかがでしたか?
6月28日(日)に、お気に入りの本を互いに紹介しあう『こにだブックトーク』を行い、7名のみなさんにご参加いただきました。
今回紹介された本はこちらです。

Aさん
■「見残しの塔 周防国五重塔縁起」久木綾子/著 (新宿書房)
■「禊の塔 羽黒山五重塔仄聞(そくぶん)」久木綾子/著 (新宿書房)

歴史小説をご紹介します。
89歳で作家デビューした久木綾子。デビュー作「見残しの塔」の取材に14年、執筆に4年を費やしました。延暦寺で1年修行もなさったそうです。
「禊の塔」は羽黒山が舞台。こちらも羽黒山に16回赴いて執筆したとのこと。
いずれもじっくりと書かれた読みごたえのある本です。

Iさん
■“女生徒”「走れメロス」より 太宰治/著(岩波少年文庫)
■「太宰治の辞書」北村薫/著(新潮社)
■「たいようのおなら」灰谷健次郎/編(のら書店)

「太宰治の辞書」は太宰治の創作の謎にせまる文藝ミステリー。
この本に導かれて「女生徒」を読みました。こちらは太宰が女生徒になりきって、思春期の繊細でみずみずしい気持ちをキラキラと語っています。作中に登場する女生徒がつくる“ロココ料理”というものをめぐっての探索が「太宰治の辞書」では描かれています。併せて読むとおもしろさが倍増します。
こどもの詩集「たいようのおなら」は大人が読むと元気になれる詩集です。

Tさん
■「『朝日新聞』問題」徳山喜雄/著(集英社新書)
■「いいがかり 原発『吉田調書』記事取り消し事件と朝日新聞の迷走」編集委員会編(七つ森書館)
■「朝日新聞『吉田調書報道』は誤報ではない」海渡雄一・河合弘之/著(彩流社)

社会的な問題についての本を紹介します。
やっと冷静に原発事故の何が問題なのかを問う本がでてきました。
吉田調書や慰安婦問題など朝日新聞の一連の報道問題や、それへのバッシングなども落ち着いて理解を深める事が著作となっています。

Nさん
■「ナガサキ 消えたもうひとつの原爆ドーム」高瀬毅/著 (平凡社)
■「ブラボー 隠されたビキニ水爆実験の真実」高瀬毅/著 (文藝春秋)

作者と船旅で一緒になったことが縁で手にとった本です。
1冊目は、長崎で浦上天主堂が復元されたことを題材にしています。作者は“怒りの広島、祈りの長崎”と語っています。被爆の土地でもそれぞれ事情が異なっていることがわかりました。
2冊目のタイトルにあるブラボーは第五福竜丸の暗号。福竜丸の生き残った人たちを20数年追った話です。

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ご参加のみなさま、ありがとうございました。今回は社会派の本が多かったですね。
次回は盛夏8月に開催予定。興味を持った方、いらっしゃいましたら、ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいね。

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Posted by 図書館ボランティア「小荷駄のみどりから…」 at 17:14│Comments(0)イベント開催報告
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